14:0.1 完全かつ神性な宇宙は、全創造の中心を占める。それは時間と空間の広大な創造が周回する永遠の核心である。楽園はすばらしい永遠の宇宙のまさにその中心において不動状態で休息する絶対的安定性をもつ巨大な中心をなす小島である。この中央惑星群は、ハヴォーナと呼ばれネバドンの地方宇宙からはるか遠くにある。それは、途方もなく大きく信じられないような質量で、想像も及ばない美とずば抜けた壮大さの10億の球体から成るが、この広大な創造の真の大きさは実に人間の心による理解、把握を超えるものである。
14:0.2 これは世界に定着し、完全で確立された唯一無二の集合体である。これは完全に創造された完全な宇宙である。それは進化的発展ではない。これは、すさまじい進化の実験、すなわち創造者たる息子の大胆な冒険を構成する宇宙のその無限の行進がその周りを旋回する完全性の永遠の中核である。創造者たる息子は、形態宇宙、すなわち神性の完全性、崇高の終局性、究極の現実、および永遠の完全性の理想を時間内において模写し、空間において複製することを切望するのである。
14:1.1 楽園周辺から7超宇宙の内側の境界までには次の7空間の状態と動きがある。
14:1.2 1. 楽園に衝突している静かな中央空間帯。
14:1.3 2. 3個の楽園回路と7個のハヴォーナ回路の時計回りの行進。
14:1.4 3. 中央宇宙の黒ずんだ重力体からハヴォーナ回路を分離しているやや静かな空間。
14:1.5 4. 黒ずんだ重力本の内側と反時計回りの帯状。
14:1.6 5. 黒ずんだ重力体の2空間経路を分割する第2の固有空間帯。
14:1.7 6. 楽園の周りを時計回りをする黒ずんだ重力体の外側の帯状。
14:1.8 7. 第3空間帯—やや静かな区域—7超宇宙の最奥部の回路から黒ずんだ重力体の外側の帯状を分離している。[1]
14:1.9 10億のハヴォーナ世界は、楽園の衛星の3回路を直接に取り囲む7個の同心回路に配置されている。ハヴォーナの最奥部の回路には3,500万以上の、最外部には、比例する数が介在する2億4,500万以上の世界がある。回路は、それぞれに異なる。だが全回路は、完全に均衡がとれ、見事に組織されており、またそれぞれには、無限の精霊の特殊化された表現、つまり回路の7精霊のうちの1精霊が、全体に充満している。他の機能に加え、この無人格の精霊は、各回路にわたる天の業務執行を調整している。
14:1.10 ハヴォーナの惑星回路は、重なり合ってはいない。それらの世界は、規則的に線行列で相互に続いている。広大な一平面の中央宇宙は、同心の安定した10個の構成単位を有する静止した楽園の小島の周りに渦巻いている。—楽園球体の3回路とハヴォーナ世界の7回路。物理的に見てハヴォーナと楽園回路は、すべてが一つのしかも同じ体制である。その分離は、機能上と行政上の認識による隔離である。
14:1.11 楽園においては時間は考慮されない。一連の出来事の順序は、中央の小島に土着するもの達の概念に固有のものである。しかし、時間は、ハヴォーナ回路とそこに滞在する天の起源を持つものと地球の起源を持つ両方の数多くの存在体に密接に関係している。それぞれのハヴォーナ世界には、その回路で決定されるそれ自身の現地時間がある。任意の回路のすべての世界には、楽園の周りを一様に揺れ動くので同じ長さの年があり、また、これらの惑星の年の長さは、一番はずれから最も奥深い回路へと減少している。
14:1.12 ハヴォーナ-回路時間の他には、無限の精霊の楽園の7衛星で決定され送り出される楽園-ハヴォーナの標準日と他の時間の記号表示がある。楽園-ハヴォーナの標準日は、ハヴォーナ回路の1番目の、すなわち内側の惑星の住みかが楽園の小島を1回転し終えるのに要する時間の長さに基づく。その速さは、黒ずんだ重力体と巨大な楽園間のそれらの状態ゆえに途方もないものであるが、これらの球体のその回路一回り完了にはおよそ1,000年を要する。あなたの目が「夜の見張りがひとときに過ぎないように、神との1,000年は1日のようである。」という文に目を留めるとき、あなたは知らず知らずのうちに真実を読んだのである。楽園-ハヴォーナの1日は、現在のユランチア暦の閏年の1,000年にわずか7分3秒と1/8足りないのである。
14:1.13 この楽園-ハヴォーナの1日は、たとえそれぞれが自身の内部時間の標準を維持するとはいえ、7超宇宙のための標準時測定なのである。
14:1.14 ハヴォーナ世界の第7ベルトをはるかに超えるこの広大な中央宇宙のはずれには、信じられない数の巨大な黒ずんだ重力体が渦を巻いている。これら多数の黒ずんだ密集体は、多くの点で他の空間体とはまったく異なっている。型においてでさえ非常に異なる。これらの黒ずんだ重力体は、光を反射せず吸収もしない。それらは物理的エネルギー光に反応せず、近くの時間と空間の生息宇宙の視界からさえ隠すほどにハヴォーナを完全に取り囲みおおい隠すのである。
14:1.15 黒ずんだ重力体の巨大なベルトは、特異な空間の割り込みによる2個の等しい楕円回路に分割される。内側のベルトは、反時計回りに回転する。外側は時計回りに回転する。黒ずんだ本体の並はずれた固まりと相待ったこれらの交互に入れ替わる動きの方向は、中央宇宙に物理的に均衡化し、完全に安定化された創造を与えるほどにハヴォーナ重力の線を効果的に均等化している。
14:1.16 黒ずんだ重力本体の内側の進行は、配列的には管状の3個の円形群である。この回路の断面は、ほぼ均等の密度の3同心円を見せている。黒ずんだ重力体の外側の回路は、内側の回路よりも1万倍高く垂直に配列されている。外側回路の上下の直径は横の直径の5万倍である。
14:1.17 重力本体のこれらの2回路間の空間は、広い全宇宙の他の場所には見られないような特異なものである。この区域の特徴は、巨大な上下性の波動であり、未知の系列の物凄いエネルギー活動が行き渡っている。
14:1.18 我々の意見では、外部空間段階の将来の進展を特徴づける中央宇宙の黒ずんだ重力体のようなものは何もない。我々は、見事な重力-均衡体のこれらの交互進行というものが主たる宇宙においては特異であると見なすのである。
14:2.1 精霊存在体は星雲の空間には住んでいない。それらは空気世界に生息してはいない。それらは、人間が生活しているものと同じ物質的種類の実際の球体に住所を定めている。ハヴォーナ世界は、言葉本来の意味の物質は7超宇宙の惑星の物質構成とは異なるものの、現実であり事実なのである。
14:2.2 ハヴォーナの物理的現実には、空間の進化的宇宙には主流の任意の系列とは根本的に異なるエネルギー系列がある。ハヴォーナエネルギーは三重である。エネルギーのつの型は正と負の相に存在するが、超宇宙にあるエネルギー‑物質の構成単位は、二重のエネルギー充足を有する。中央宇宙の創造は三重である(三位一体)。 (直接的に)地方宇宙の創造は、創造者たる息子と創造の精霊による二重である。
14:2.3 ハヴォーナの物質は、ちょうど1,000の基本的な化学要素の組織とハヴォーナエネルギーの7個の型の均衡のとれた機能から構成される。これらの基本的な各エネルギーは7相の励起を発現するので、ハヴォーナ出身者は49種の異なる感覚刺激に応じる。言い換えれば、純粋に物理的見地から、中央宇宙の出身者には専門化している49種の感覚の型がある。モロンチア感覚は70種であり、反作用反応のより高い精霊的系列は、70種から210種までの異なる型の存在体に反応する。
14:2.4 中央宇宙のどの物理的存在体もユランチア出身者には見えないであろう。それらの遠い世界の物理的刺激も、あなたの感覚の総器官での反応を刺激しないであろう。ハヴォーナへのユランチアの人間の輸送が可能であるならば、人間は、そこでは聴覚障害、盲目、それに他の全ての感覚反応が完全に無能となるであろう。人間は、すべての環境刺激とそれへの反応を奪われた自意識をもつ限りある存在体として機能するしかないのである。
14:2.5 ユランチアなどの世界では知られていない中央の創造に生じる多数の物理的現象と精霊的反応がある。三重創造の基本的組織は、時間と空間の創造された宇宙の二重構造のそれとは全く異なっている。
14:2.6 すべての自然の法則は、進化的創造の二元的エネルギー体制には似ても似つかない状態で調整される。中央宇宙全体は、完全かつ均整のとれた管理の三重方式に基づいて組織化される。すべての宇宙現実とすべての精霊的原始力の間での完全な均衡が、楽園-ハヴォーナ体制全体を通して維持されている。楽園は、物質的創造の絶対的把握でこの中央宇宙の物理エネルギーを完全に管理し維持する。永遠なる息子は、すべてを抱擁している自身の精霊的把握の一部として、ハヴォーナに宿るすべての精霊的身分を最も完全に支える。楽園においては、実験的なものはなく、また楽園-ハヴォーナ体制は創造的な完全性の一構成単位である。
14:2.7 永遠なる息子の宇宙の精霊的重力は、中央宇宙のいたるところで驚くほどに活発である。精霊価値と精霊的人格のすべては、絶えず神の住まいに向かって内側へと引き込まれる。この神方向の衝動は、激しく、しかも不可避的である。神到達の大望は、精霊重力が、遠く離れた宇宙のなかでよりも強いというのではなく、ハヴォーナに達したそれらの存在体がより完全に精霊的にされ、したがって、永遠なる息子による宇宙の精霊-重力の牽引力の絶えず臨場する行動により反応するので、中央宇宙ではより強いのである。[2]
14:2.8 同様に無限の精霊は、知的価値のすべてを楽園方向に引きつける。無限の精霊の心の重力は、全中央宇宙にわたって永遠なる息子の精霊重力との繋がりにおいて機能し、これらは共に、神を見つけ、神格を獲得し、楽園に達し、そして、神を知るという結合された衝動を成している。
14:2.9 ハヴォーナは精霊的に完全であり、肉体的に安定した宇宙である。中央宇宙の管理と均衡のとれた安定性は完全のようである。すべての物理的もしくは精霊的であるものは、完全に予測可能であるが、心の現象と人格の意志はそうではない。たしかに我々は、罪は発生不可能であると考え得ると推察はするものの、これはハヴォーナ出身の自由意志の創造物が神格の意志に背いて有罪であったことがなかったいという理由に基づいてである。これらの崇高な存在体は、永遠にわたりずっと日の永遠なるものにつねに忠誠である。罪は、巡礼者としてハヴォーナに入ったいかなる創造物にも見られなかった。中央のハヴォーナ宇宙で創造されたり、またはそこへ認められた人格集団のいかなる創造物による不正行為の事例は一度もなかった。時間の宇宙における方法と選択手段が非常に完ぺきであり神性であるがゆえに、ハヴォーナの記録には決して過失は生じなかった。いかなる誤りも犯されなかった。上昇の魂が時期尚早に中央宇宙に認められたことはかつてないのである。
14:3.1 中央宇宙の政府に関しては何もない。ハヴォーナは非常にすばらしく完全であるので、知的な政府の体制は必要とされない。定期的に設定される法廷はなく、立法府もない。ハヴォーナは行政指示のみを必要とする。真の政府の理想の高さはここに見られるかもしれない。
14:3.2 そのような知力ある完璧なもの達、また、完璧に近いもの達の間に政府の必要性はない。それらのもの達は、ずっと以前に超宇宙の最高裁判所の精査を通過した進化する創造物が組み入れられた自然な完全性の存在体であるので規則の必要はない。
14:3.3 ハヴォーナの行政は無意識的ではないが、驚異的に完璧であり神々しく効率的である。それは、主として惑星であり居住している日の永遠なるものに帰属しており、それぞれのハヴォーナ球体はこれらの三位一体起源の人格の中の1名により導かれている。日の永遠なるものは、創造者ではなく完全な行政者である。
14:3.4 日の永遠なるものは、最高の技能で教え、まるで絶対性のような知恵の極致で惑星の子供を導く。中央宇宙の10億の球体は、楽園とハヴォーナへの高度の人格訓練のための世界を構成し、さらには、時間の進化の世界からの上昇する創造物のための最終的実験場としての役割を果たす。創造物の上昇のための宇宙なる父のすばらしい計画の実行において、時間の巡礼者は、外側の、すなわち第7回路の受け入れ世界に導かれて到着し、増加された訓練と拡大された経験後、次第に内部へと、惑星ごとに、回路ごとに、最終的に神格に達し、楽園での居住を成就するまで前進する。
14:3.5 現在のところ、7回路の球体は、すべての崇高な栄光を維持しているとはいえ、全惑星の可能性のわずか1パーセントほどが人間の上昇に関する父の宇宙計画を促進する仕事に利用される。これらの巨大な世界の領域の1パーセントのうちのほぼ1/10は、終局者部隊の、すなわち、しばしばハヴォーナ世界に滞在し活動する永遠に光と生命に落ち着いている存在体の生活と活動に捧げられている。これらの高揚された存在体には楽園に自らの住居がある。
14:3.6 ハヴォーナの球体の惑星構造は、進化する世界や空間体制の構造とは完全に異なっている。生息界としてのそのような巨大な球体を利用するに都合の良いところは、雄大な全宇宙のいずれにもない。巨大な黒ずんだ重力体の均衡効果に結びつけられたツリアータの物理的組成は、物理的根源力を実に申し分なく均等化し、またこの驚異的創造の様々な見所の絶妙な均衡化を可能にしている。また、反重力は、これらの巨大世界の物質的機能と精霊的活動の組織に利用される。
14:3.7 ハヴォーナ球体の建築、照明、加熱は、生物学的また芸術的装飾と同様に、人間の想像力がもつ最大可能な広がりをはるかに越えるものである。あなたには、ハヴォーナに関して多くについて話すことはできない。その美と壮大さを理解するためには、あなたがそれを見なければならない。それにしても、これらの完全な世界には本当の河川や湖沼がある。
14:3.8 精霊的に、これらの世界は理想的に整備されている。それらは中央宇宙において機能する異なる存在体の数々の系列を接待する自己の目的にぴたりと適合している。多様の活動は、はるかに人間の理解を超えるこれらの美しい世界で行われ。
14:4.1 ハヴォーナ世界には基本的な7個の型の生き物と存在体があり、それぞれの基本的な型は3つの異なる相で存在している。各3相は、70の大分類に、各大分類は1,000の小分類、さらに他の細分等に分割される。これらの基本的な生命集団は次のように分類されるかもしれない。
14:4.2 1. 物質的
14:4.3 2.モロンチア的
14:4.4 3.精霊的
14:4.5 4. 准絶対的
14:4.6 5. 究極的
14:4.7 6. 共同絶対的
14:4.8 7. 絶対的
14:4.9 腐敗と死は、ハヴォーナ世界の生命環の一部ではない。下級の生き物は、中央宇宙において肉体の変化を経験する。下級の生き物は、たしかに型と外観を変えるが、腐敗と細胞死の過程により分解するのではない。
14:4.10 ハヴォーナ出身者は皆、楽園三位一体の子である。彼らは、創造物の両親をもたず、存在体を生殖しない。我々は、中央宇宙のこれらの民、つまり決して創造されなかった存在体の創造について描くことはできない。ハヴォーナ創造に関する全物語は、人間が理解するような時間あるいは空間とのいかなる関係も持たない永遠の事実に時間-間隔をもたらす試みである。しかし、我々は人間の哲学に起点を認めなければならない。人間の段階をはるかに超える人格でさえ「始まり」の概念を必要とする。それでもなお、楽園-ハヴォーナ体制は永遠である。
14:4.11 ハヴォーナ出身者は、他の永久公民の系列がそれぞれの出生球体に住まうという同じ意味で中央宇宙の10億の球体に生活している。息子の資格をもつ物質的系列が、超宇宙の10億台の地方体制の物質的、知的、精霊的な経済を維持するように、ハヴォーナ出身者は、より大きい意味で同じく中央宇宙の10億の世界に生活し機能するのである。あなたは、ことによると神性宇宙の物理的現実について説明するために「物質」という言葉が拡大できるという意味においてこれらのハヴォーナ存在体を物質的創造物と見なすかもしれない。
14:4.12 ハヴォーナ在来の、またそれ自体が重要性を持つ生命が存在する。ハヴォーナ出身者は、多くの方法で楽園下降者への、また超宇宙上昇者への奉仕活動をするが、中央宇宙の中で特異な生活を送り、楽園、または超宇宙のいずれかからは全く離れた相対的な意味を持つ生涯を送っている。
14:4.13 進化世界の信仰の息子の崇拝が、宇宙なる父の愛の満足感に応えるように、ハヴォーナ創造物の高揚された敬愛は、神々しい美と真実の完全な理想を満たす。必滅の人間が、神の意志を為すことを目指すとき、中央宇宙のこれらの存在体は楽園三位一体の理想を満足させるために生きている。それらは、本質そのものにおいて神の意志なのである。人は神の善に歓喜し、ハヴォーナ出身者は神性の美に狂喜し、一方あなた方双方は生ける真実の自由の活動を味わうのである。
14:4.14 ハヴォーナ出身者には、現在の目標と将来の明らかにはされていない二つの任意の目標がある。そして、中央宇宙には特有の土着創造物の進行、楽園への上昇と超宇宙への浸透のいずれも伴なうことのない進行がある。ハヴォーナのより高い身分へのこの進行は次のように示されるかもしれない。
14:4.15 1. 1番目から7番目の回路までの外向きへの経験的進行
14:4.16 2. 7番目から1番目の回路までの内向きへの進行
14:4.17 3. 回路内の進行—任意回路の世界の中での進行
14:4.18 ハヴォーナ出身者に加え中央宇宙の居住民は、様々な宇宙集団のための数多くの階級の原型的存在体を含む—創造全体のそれぞれの種類の、またそれぞれの種類への助言者、指導者、および教師。全宇宙における存在体すべてが、ハヴォーナの10億の中の1世界に生きる原型的創造物の1系列に沿って創り出される。時間の必滅者でさえ天のこれらの原型的球体の外部回路における創造物の生活での目標と理想を持っている。
14:4.19 次には、宇宙なる父に到達し行き来が許され、特別職任務で宇宙のあちこちに配置される存在体がある。また、到達の候補者、つまり物理的には中央宇宙に達したものの楽園居住の主張ができるほどの精霊的進歩に達していないもの達があらゆるハヴォーナ世界に見られるであろう。
14:4.20 ハヴォーナ世界においては、中央宇宙の知的かつ精霊的な問題の細部を処理する多数の人格、つまり優雅さと栄光を具えた存在体が、無限の精霊を代表している。神性完全のこれらの世界において多数の人格は、この広大な創造における通常行為に備わっている仕事をし、併せて、空間の暗い世界から栄光へと登っていった膨大な数の上昇の創造物の教育、訓練、および奉仕活動の様々な任務を果たして進む。
14:4.21 創造物の完全性到達に関する上昇計画には決して直接的には関連のない楽園-ハヴォーナ体制出身の多数の集団がある。だからこそ、それらは人類に提示された人格分類からは省略されているのである。ここには超人的存在体の主な集団と直接あなたの生存経験に関連する系列のみが、提示されている。
14:4.22 ハヴォーナは、神性認識と最高の意味、究極の価値、絶対現実の拡大された評価のより高い段階到達への努力において低い回路からより高い回路へと進もうとする全相の知力ある存在体の生命に満ちている。
14:5.1 あなたは、ユランチアにおいて初期の短く激しい物質的存在の生涯で試練をくぐり抜ける。あなたは、大邸宅世界で、そのうえあなたの体制、星座、地方宇宙を経て、上昇のモロンチア段階を通過する。あなたは、超宇宙の訓練世界においては真の精霊の進行のさまざまな段階を経て、やがてハヴォーナ通過に向けての用意ができる。ハヴォーナの7回路におけるあなたの到達は、知的であり、精霊的で経験的である。そして、各世界のこれらの各回路において達成されるべき明確な任務がある。
14:5.2 中央宇宙の神性世界における生活は、非常に豊かであり完全であり、被創造の存在体が経験し得るいかなるものも人間の概念を完全に超えるほどである。この永遠の創造の社会的、経済的活動は、ユランチアのような進化世界に生息する物質的創造物の職業とは完全に異なる。ハヴォーナの思考法さえユランチアでの思考過程とは異なるのである。
14:5.3 中央宇宙の規定は、適切に本質的に自然である。行動規範は任意ではない。ハヴォーナのあらゆる要件における公正さの理由と正義の規則は、明らかである。結合されるとこれらの2要素は、ユランチアの公平性に匹敵するものに等しい。あなたは、ハヴォーナに到着するとそれらが為されるべき方法で事に当たることを自然に楽しむであろう。
14:5.4 知的存在体は、まず中央宇宙に達するとハヴォーナの第7回路の先導的世界に受け入れられ住所が定まる。新到着者は、精霊的に進歩し超宇宙の主たる精霊の同一性理解に至ると第6回路に移される。 (人間の心における進歩の円が明示するのは、中央宇宙におけるこれらの割り振りからである。)上昇者が崇高性の実現に達し、それに従って神格への冒険の準備ができると、第5回路に連れられる。無限の精霊に達すると第4回路に移される。永遠なる息子の到達の後で第3回路に移動される。そして、上昇者が宇宙なる父を認識すると、世界の第2回路の滞在へと向かい、そこでは楽園の多集団とさらになじみ深くなる。ハヴォーナの第1回路への到着は、時間の候補者の楽園奉仕への承認を意味する。創造物上昇の期間と本質によっては、時間の候補者は、無期限に、精霊の進歩的到達の内部回路に滞在するであろう。上昇する巡礼者は、この内部回路から楽園住居と終局者部隊への入隊へと内側に進んで行く。
14:5.5 上昇の巡礼者としてのハヴォーナでの滞在期間、あなたは自身の任務回路の世界の間を自由に訪ねることができるであろう。あなたはかつて移動したそれらの回路の惑星に戻ることを許されるであろう。そして、このすべてが、滞在するもの達にはハヴォーナの輪に超熾天使化される必要性なく可能である。時間の巡礼者は、「達成された」空間を移動するための準備ができるが、「非達成」の空間を通り抜けるためには定められた方法に頼らなければならない。巡礼者は、輸送超熾天使の援助なしにはハヴォーナを去ったり、割り当てられた自分の回路を超えて進んで行くことはできない。
14:5.6 この広大な中央部の創造には爽快な独創性がある。物質の物理的組織と知的存在体と他の生物の基礎的系列の基本構成は別として、ハヴォーナ世界間に共通するところは何もない。これら1つ1つの惑星が、最初の、特異で限定的な創造である。各惑星は、無比の、見事でしかも完全な製作物である。また、人格のこの多様性は、惑星生活の物理的、知的、精霊的局面のすべての特徴にまでおよぶ。これらの10億の完全性の球体のそれぞれが、居住している日の永遠なるものの計画により開発され、潤色されてきた。だからこそ、2つとして似たものはないのである。
14:5.7 あなたがハヴォーナの最後の回路を横断し、ハヴォーナの最後の世界を訪問するまでには、冒険の強壮剤と好奇心による刺激は、あなたの経歴から消えうせるであろう。次には、衝動、永遠からの前進衝動は、その前触れと、つまり時間の冒険的魅力と取って代わるであろう。
14:5.8 単調さは、創造的な想像力の未熟さと精霊的贈与との知的調整の不活発さを暗示している。上昇する人間が、これらの楽園のような世界の探検を始めるまでには、感情的、知的かつ社会的、もし霊精霊的でなくても、円熟さを既に獲得していたいたのである。
14:5.9 あなたの驚きは、あなたがハヴォーナの回路から回路へと進むにつれ、夢にも思わない変化に気づくばかりではなく、各回路内の惑星から惑星への前進につれ言葉では表せなくなるであろう。これら10億の研究世界のそれぞれが、紛れもない驚きの大学である。継続する驚き、つまり果てしない驚きは、これらの回路を横断し、これらの巨大な球体を周遊するもの達の経験である。単調さは、ハヴォーナ経歴の一部ではない。
14:5.10 冒険への愛、好奇心、および単調さへの畏怖—進化する人間性に固有のこれらの特色—は、地球におけるあなたの短い滞在中、あなたを拗らせたり、悩ませるためにそこに投入されたのではなく、むしろ、死とは、冒険での無限の経歴、期待に満ちた永遠の生命、発見の永遠の旅の始まりに過ぎないということをあなたに示唆するためである。
14:5.11 好奇心—調査の精神、発見の衝動、探検の意欲—は、空間の進化する創造物の生まれながらの、加えて神性の、贈与の一部である。これらの自然の衝動は、ただ挫折したり抑圧されるためにあなたに与えられたのではなかった。たしかに、これらの野心的衝動は、地球でのあなたの短い生涯を通じて頻繁に抑制されなければならないし、失望はしばしば経験されなければならないが、これらの野心的衝動は、来る長い時代には完全に認識され、華々しく満足がいくことになっている。
14:6.1 7回路化されたハヴォーナの活動範囲は巨大である。一般的に、それらは次のように記述できるかもしれない。
14:6.2 1. ハヴォーナの
14:6.3 2. 楽園の
14:6.4 3. 上昇-有限の――崇高者-究極者の進化の
14:6.5 多くの超究極的活動が、現在の宇宙時代のハヴォーナで行われ、准絶対の明かされてはいない多くの事柄と心と精霊機能の他の局面にかかわっている。中央宇宙は、被創造物の心の理解を超えて数多くの方法で機能しているのであるから、私には明らかにされていない多くの目的を果たすということは可能である。それでもなお、私は、この完全な創造がいかに必要性に役立っているかを、そして宇宙知性に関する7系列の満足に貢献するかを描写しようと努力するのである。
14:6.6 1. 宇宙なる父—第1根源と中枢。父なる神は、主要な創造の完全性から親の崇高的満足を導き出す。父なる神はほぼ平等の段階における愛満喫の経験を楽しむ。完全な創造者は、完全な創造物の崇拝に神らしく満足している。
14:6.7 ハヴォーナは、父に達成からの崇高的満足感を与える。ハヴォーナにおける完全性の実現は、無限拡大への永遠の衝動からくる時間-空間の遅れを補う。
14:6.8 父は、ハヴォーナからの神性美の返報を楽しむ。すべての発展する宇宙のための絶妙な調和の完全な型の提供が、神の心を満たす。
14:6.9 我々の神は、それが宇宙の中の宇宙のすべての人格への精霊現実のふさわしい顕示であるが故に、完全な喜びをもって中央宇宙を見守る。
14:6.10 宇宙の神は、時間と空間におけるその後の宇宙の全拡大のための永遠の力の核としてハヴォーナと楽園を重んじている。
14:6.11 永遠の父は、終わりのない満足で、時間の上昇候補者たちのための、すなわち創造者-父の永遠の家を実現する空間の必滅の孫たちのためのふさわしく魅惑的な目標としてハヴォーナ創造を見る。そして、神は神格と神性家族の永遠の家としての楽園-ハヴォーナ宇宙を楽しむ。
14:6.12 2. 永遠なる息子—第2根源と中枢。中央の見事な創造は、永遠なる息子に、神性の家族—父、息子、および精霊—の連携有効性の永遠の証拠を提供する。それは、宇宙なる父への絶対的信頼に向けての精霊的かつ物質的な基盤である。
14:6.13 ハヴォーナは、精霊力の絶えず広がる実現にむかっての無限に近い基盤を永遠なる息子に提供する。中央宇宙は、提携者である楽園の息子の指導のために贈与活動の精神と方法を安全に確かに示すことができる活躍の舞台を永遠なる息子に与えた。
14:6.14 ハヴォーナは、宇宙の中の宇宙の永遠なる息子の精霊-重力制御のための現実の基盤である。この宇宙は、親の欲求、つまり精霊再現の満足感を息子に与える。
14:6.15 ハヴォーナ世界とその完全な住民は、息子は父の言葉であるという最初の、しかも永遠に最終の実証である。その結果、父を無限に補うものとしての息子の意識は、完全に満足させられる。
14:6.16 そしてこの宇宙は、宇宙なる父と永遠なる息子の間の平等的同胞の相互作用実現のための機会を提供し、これが、それぞれの無限の人格の恒久的証明になる。
14:6.17 3. 無限の精霊—第3根源と中枢。ハヴォーナ宇宙は、結合の活動者、つまり統合された父-息子の無限の代表である無限の精霊の証を提供する。無限の精霊は、ハヴォーナにおいてこの神性達成との絶対共存の満足感を味わいながら創造的活動として機能する複合的満足感を引き出す。
14:6.18 無限の精霊は、潜在的慈悲活動者として役目を果たす能力と意欲を示すことができる活躍の舞台をハヴォーナにおいて見い出した。精霊は、この完全な創造において進化する宇宙における活動冒険のために習熟をめざす。
14:6.19 この完ぺきな創造は、神性の両親と共に宇宙行政に参加するための—提携者-創造者の子として宇宙統治のために、それによって、創造者たる息子の創造者たる息子の提携者として地方宇宙の共同行政のために準備し—無限の精霊に機会を与えた。
14:6.20 ハヴォーナ世界は、宇宙心をもつ創造者の心の実験室であり、現存するあらゆる創造物の心への奉仕活動者である。心は、それぞれのハヴォーナ世界で異なり、精霊的かつ物質的な全創造物の知力のための形態として役目を果たす。
14:6.21 これらの完全な世界は、楽園社会へと運命づけられた存在体すべてのための心の大学院である。この完全な世界は、信頼でき助言のできる人格に対して心への奉仕活動の方法を試す多くの機会を精霊に与えた。
14:6.22 ハヴォーナは、空間宇宙における広範囲の、そして、寡欲な仕事に対する無限の精霊への補償である。ハヴォーナは、時間と空間の不屈の心の奉仕活動者にとっての最適の家であり静養所である。
14:6.23 4. 崇高なるもの—経験的神格の進化的統一。ハヴォーナ創造は、崇高なるものの精霊的現実を永遠に、完全に証明するものである。この完全な創造は、時間と空間の経験的宇宙における楽園の神格の有限的反映の力-人格統合開始前の崇高なる神の完全かつ釣り合いのとれた精霊の性質の顕示である。
14:6.24 全能者の力の可能性は、ハヴォーナにおいて崇高者の精霊的本質と統一される。この中央の創造は、崇高者の未来-永遠の統一の例示である。
14:6.25 ハヴォーナは、崇高者の普遍の可能性の完全形態である。この宇宙は、未来に完成される崇高者の描写であり、究極者の可能性を暗示するものである。
14:6.26 ハヴォーナは、崇高かつ完全な自制を備えた意志をもつ生ける創造物として存在する精霊価値の最終的状態を示す。やがては精霊に相当して存在する心;無限の可能性がある知性の現実と統一。
14:6.27 5. 等位の創造者たる息子。ハヴォーナは、楽園のマイケルが宇宙創造におけるその後の冒険に備える教育的訓練の場である。神性であり完全であるこの創造は、あらゆる創造者たる息子の形態である。創造者たる息子は、自身の宇宙がこれらの楽園-ハヴォーナ段階の完全性へついには到達するように努力する。
14:6.28 創造者たる息子は、ハヴォーナの創造物を自身の必滅の子らと精霊存在体のために人格-類型の可能性として用いる。マイケルと楽園の他の息子は、楽園とハヴォーナを時間の子供の神性目標として見ている。
14:6.29 創造者たる息子らは、中央の創造が、地方宇宙を安定させ統一させる宇宙の不可欠の総括的管理といった類の真の源であるということを知っている。創造者たる息子らは、崇高者と究極者の遍在する影響の個人的臨場がハヴォーナにはあるということを知っている。
14:6.30 ハヴォーナと楽園は、マイケルの息子の創造力の源である。ここには、宇宙創造においてマイケルの息子に協力する存在体が住んでいる。楽園からは、宇宙の母なる精霊、すなわち地方宇宙の共同創造者が来るのである。
14:6.31 楽園の息子は、中央の創造を神性の両親の家—自分たちの家—と見なす。それは、楽園の息子らが時々帰りを楽しむ場所である。
14:6.32 6. 等位の奉仕活動の娘。宇宙の母なる精霊、地方宇宙の共同創造者は、ハヴォーナ世界において回路の精霊と密接に関係して前人格の訓練を保証する。中央宇宙の中での地方宇宙の精霊の娘は、父の意志に従属している間中、楽園の息子との協力方法について正式に訓練をうけた。
14:6.33 精霊と精霊の娘は、ハヴォーナ世界において精霊と物質の知力者の全集団のための心の類型を見つけるし、またこの中央宇宙は、宇宙の母なる精霊が創造者たる息子と共に後援する創造物の未来の目標である。
14:6.34 宇宙の母たる創造者は、自身の起源の場所と無限の母なる精霊の家として、すなわち無限の心の人格臨場の住まいとして楽園とハヴォーナを思い起こす。
14:6.35 この中央宇宙からは、宇宙の神格活動者が意志を持つ生ける創造物を創造する作業における創造者たる息子への補足として採用する創造者資格の個人的特権の贈与もまた来る。
14:6.36 そして最後に、無限の母なる精霊の娘なる精霊は、自分達の楽園の家には帰りそうにもないことから、ハヴォーナで崇高なるものと親しく交わり、楽園の威儀仙に人格化された普遍的な反射現象から大満足を得る。
14:6.37 7. 上昇経歴の進化する必滅者たち。ハヴォーナは、人間のすべての型の類型人格の家であり、時間の創造に固有ではないすべての超人間の人格の家である。
14:6.38 これらの世界は、想像し得る最高の現実の水準における真の精霊価値到達に向かうすべての人間の衝動への刺激を供給する。ハヴォーナは、上昇するすべての人間の前楽園の訓練目標である。ここにおいて、人間は前楽園神格—崇高なるもの—に到達する。ハヴォーナは、楽園と神到達への入り口としてあらゆる意志の創造物の前に立つ。
14:6.39 終局者にとり、楽園は家であり、ハヴォーナは作業場であり遊び場である。そして、すべての神を知る人間は、終局者であることを切望する。
14:6.40 中央宇宙は、人間の確立された目標であるだけではなく、宇宙なる父の無限性を探検する経験における宇宙の、しかも明かされてはいない冒険に出発するように、そのうちに終局者の永遠の経歴を始める場所である。
14:6.41 ハヴォーナは、超有限の段階において神の発見を試みる宇宙の巡礼者を目撃するかもしれない未来の宇宙時代においてでさえ疑いなく准絶対の重要性と機能し続けるであろう。ハヴォーナは、准絶対存在体のための訓練用宇宙としての役目が果たせる。それは、おそらく、7超宇宙が、外部空間の小学校卒業生のための中等学校として機能するとき、教養学校となるであろう。そして、我々は、永遠のハヴォーナの可能性が本当に無限であるという、中央宇宙が、創造された存在体のすべての過去、現在、または、将来の型の経験的訓練用の宇宙として永遠に役目が果たせるという意見に傾きがちである。
14:6.42 [このように機能するためにユヴァーサの日の老いたるものに任命される英知の遂行者による提示]