25:0.1 無限の精霊の家族の中で中間に格付けしているのは空間の使者部隊である。これらの多才の存在体は、より高い人格と奉仕の精霊の間を結びつけるものとして機能する。使者部隊は、次のような天の存在体を含む。
25:0.2 1. ハヴォーナ従者
25:0.3 2. 普遍の調停者
25:0.4 3. 技術顧問
25:0.5 4. 楽園の記録管理者
25:0.6 5. 天の記録係
25:0.7 6. モロンチア同志
25:0.8 7. 楽園同志
25:0.9 列挙された7集団のうち3集団のみ—従者、調停者、およびモロンチア同志—が、そういうものとして創造される。残る4集団は、天使の系列が到達する水準を表す。使者部隊は、固有の性質と到達状態により宇宙の中の宇宙においてさまざまに奉仕するが、常に自己の職務の領域を統治するもの達の指揮に準拠する。
25:1.1 従者と名づいててはいるが、中央宇宙のこれらの「中間創造物」は、いかなる卑しい意味においても召使いではない。精霊的な世界には、召使いの仕事といったものは存在しない。すべての奉仕が、神聖であり爽快である。より高い系列の存在体は下方系列の存在体を見下してもいない。
25:1.2 ハヴォーナ従者は、主たる七精霊とその仲間、つまり崇高な力の7指揮官の共同の創造的作業である。この創造的協力は、進化の宇宙における二元的系列の生殖の長い一覧表、つまり、創造者たる息子-創造のつながりによる輝く明けの明星の創造からユランチアのような世界における性的生殖へと及ぶ長い一覧表のための雛形に最も近いものである。
25:1.3 従者の数は桁外れであり、さらに多くが絶えず創出されている。それらは、楽園のはるか北方領域にある共同領域における主たる精霊と崇高な力の指揮官の集会に続く第3時期に1,000名の集団に現れる。4番目の従者は皆、型の点において他の3者よりも物理的である。すなわち、1,000名ごとに750名は、明らかに精霊の型に忠実であるが、250名は性質面において准物質的である。これらの第4の創造物は、主たる精霊よりも物理的な力の指揮官に似ており、幾分か物質存在体(ハヴォーナの意味での物質)の系列である。
25:1.4 人格関係においては、ユランチアにおいてはそうは見えないとはいえ、精霊的なものは、物質的なものより優位である。そして、ハヴォーナ従者の産出においては、精霊支配の法則が広く行き渡っている。確立された割合は、1名の准物質体に対して3名の精霊存在体をもたらす。
25:1.5 新たに創出された従者全員は、先輩の案内者がハヴォーナの各7回路において継続的に行う訓練課程を新たに出現する卒業生案内者と共に修了する。続いて従者らは、最もよく適合する活動に割り当てられるが、それらには2つの型があるので—精霊と准物質—これらの万能の存在体が為し得る仕事の範囲にはほとんど限界がない。より高位の集団あるいは精霊集団は、父、息子、精霊への奉仕に選ばれ、また主たる七精霊の仕事に配属される。それらは、時々大勢で7超宇宙の本部球を包囲する研究世界、つまり、ハヴォーナ回路への前進準備をしている時間の上昇する魂の最終訓練と精霊文化にささげられる世界での奉仕に派遣される。また、精霊従者とより物理的な仲間の両者は、ハヴォーナに到達した、また楽園に達しようとする上昇する創造物の様々な系列への援助において、また指導において卒業生案内者の助手と仲間に割り当てられる。
25:1.6 ハヴォーナ従者と卒業生案内者は、仕事への並外れた献身と互いへの感動的な愛情、あなたが人間愛の現象との比較によってのみ理解できるところの愛情というものを示す。案内者からの従者の分離には、従者が中央宇宙の境界線を越えての任務に派遣される度ごとに起こるように、神性の哀愁がある。だが、それらは悲しみながらではなく、喜んで行く。高い義務からくる満足感の喜びは、精霊的存在体のより輝く感情である。悲しみは、忠実に実行される神性義務の意識からは存在し得ない。また、人の上昇する魂が最高判事の前に立つとき、永遠の重要な決定は、物質的成功あるいは量的業績によることはないであろう。高等裁判所全体に反響する評決は断言する:「よくやった、善良で忠実な召使よ、おまえは、いくつかの基礎的な事柄に忠実であった;おまえは宇宙現実の支配者になるであろう。」[1]
25:1.7 超宇宙奉仕関しハヴォーナ従者は、一般的な、それに特別な精霊特権に最も類似している主たる精霊により統括される領域につねに割り当てられる。それらは、7超宇宙の首都を囲む教育世界に限って奉仕しており、ユヴァーサの最後の報告は、およそ1,380億の従者がその490個の衛星において奉仕活動していたと示している。それらは、オーヴォントンの超宇宙の超大学を包括するこれらの教育世界の仕事に関係する実に多種多様な活動に従事している。ここでは、それらはあなたの仲間である。それらは、あなたを研究し、時間の宇宙から永遠の領域へのあなたの来るべき卒業の現実と確実性であなたを奮い立たせるためにあなたの次の仕事から下りてきた。そして、従者は、これらの接触において卒業生案内者の仲間として、または—移動された従者として—卒業生案内者自身としてハヴォーナ回路での自身のその後の作業において非常に役立った時間の上昇する創造物への奉仕活動のその予備経験をする。
25:2.1 ハヴォーナ従者が創造されるごとに、7名の普遍の調停者が、各超宇宙に1名ずつもたらされる。この創造的実施は、楽園で行われる業務への反射的対応のための明確な超宇宙の方法を伴う。実施、制定、
25:2.2 主たる七精霊の7反射は、7超宇宙の本部世界において機能する。これらの反射精霊の性質を物質の心に言葉での描写を引き受けることは難しい。それらは本物の人格である。その上、超宇宙集団の各構成員は、主たる七精霊のただ1名を完全に反射している。そして、主たる精霊が、ハヴォーナ従者の集団を創造する目的のために力の指揮官と関わる度に、各超宇宙集団における反射精霊の1名への同時の焦点化があり、直ちに、しかも成熟した普遍の調停者の同等数が超創造の本部世界に現れる。もし、主たる精霊第七号が、従者の創造において指導力を発揮するならば、第7系列の反射精霊だけが調停者を孕むようになるであろう。そして、1,000名のオーヴォントン風の従者の創造と時を同じくして、1,000名の第7-系列の調停者が、各超宇宙首都に現れるであろう。主たる精霊の七重の性質を反映しているこれらの出来事から、各超宇宙において奉仕する調停者の創造された7系列が生まれている。
25:2.3 前楽園身分の調停者は、各自の出身の創造区域に制限されており、超宇宙間での互換性を持って仕えはしない。それゆえ創造された各系列の1/7を抱擁しているすべての超宇宙集団は、したがって、他のものを除外して主たる精霊のうちの1名の影響を受けて非常に長い時間を過ごす。というのは、全7精霊が超宇宙首都に反映されるのに反し、各超創造においては1名だけが優位であるがゆえに。
25:2.4 各7超創造は、その目標を統括する主たる精霊のうちの1名により実際に全体に普及する。各超宇宙は、その結果監督している主たる精霊の性質と性格を反映する巨大な鏡のようになり、このすべてがあらゆる補助的地方宇宙において創造の母なる精霊の臨場と機能によりさらに続けられる。そのような環境が進化の普及にもたらす影響は非常に深遠なので、それらの超宇宙後の経歴において調停者は、それぞれが角度をもった49の経験的観点を、あるいは洞察を、—したがって不完全である—ものの、全てが互いに埋め合わせ、また、ともに至高者の円を取り囲むことに気を配る傾向にある経験的観点を、あるいは洞察を集合的に表す。
25:2.5 各超宇宙における普遍の調停者は、不思議にも、本質的に4名の集団に、つまり奉仕し続ける団体に分離された自身に気づく。各集団では、3名は精霊人格であり、1名は従者の4番目の創造物のように半物質の存在体である。この3名組は、調停委員会を成しており次のように構成されている:
25:2.6 1. 裁判官-仲裁者。何の異論もなく他の3者により集団の司法代表として務めるに最も有能で最も適していると指名されたもの。
25:2.7 2. 精霊-支持者。証拠を提示し、調停する委員会の裁決に割り当てられたいかなる事柄にもかかわるすべての人格の権利を保護するために裁判官仲裁者により任命されたもの。
25:2.8 3. 神性実行者。領域の物質存在体に接触するために、そして委員会の決定を実行するために固有の性質により資格を得た調停者。神性実行者は、4番目の創造者であるので—准物質存在体—ほとんど、だが完全にではなく人類の狭い範囲の視野に見える。
25:2.9 4. 記録者。委員会の残る構成員は、自動的に記録者、つまり裁判所の書記官になる。記録者は、すべての記録が、超宇宙の公文書と地方宇宙記録のために適切に準備されることを確実にする。もし委員会が進化世界において役目を果たしているならば、第3の報告が、実行者の援助で、司法権の体制統治に関する物理記録のために準備される。
25:2.10 裁定中は支持者が分離されていることから、委員会は、会期中は3名の集団として機能し、公聴会の終わりにだけ評決の構築に参加する。したがって、これらの委員会は時として審判三名組と呼ばれる。
25:2.11 調停者には宇宙の中の宇宙を円滑に保ち続けることにおいて大きな価値がある。調停者は、光の3倍の速度である熾天使の速度で空間を横断して、世界の移動法廷、すなわち小規模な困難の迅速な裁定に専念する委員会として奉仕する。これらの移動性の、しかも著しく公明正大な委員会がなかったならば、絶望的にも球体の裁判所は領域の小さな意見の相違で覆われることであろう。
25:2.12 これらの審判三名組は、永遠の重要性に関わる問題には判決を下さない。魂、つまり時間の創造物の永遠の可能性は、決して自分の行為により危険に陥りはしない。調停者は、時間の創造物の時の存在と宇宙福祉の域を越えて広がる懸案を扱わない。しかし、委員会が一度問題の司法権を受け入れてしまえば、その判決は最終的であり、かつ、つねに全会一致である。裁判官-仲裁者の決定からの上告はない。
25:3.1 調停者は、自らの第一予備部隊が控えている自身の超宇宙の首都の集団本部を維持する。その第二予備部隊は地方宇宙の首都に配置される。若くてあまり経験豊富でない委員らは、ユランチアのような下方世界での奉仕を始め、より円熟した経験後により重大な問題の裁決へと進んでいく。
25:3.2 調停者の系列は、完全に信頼に足る。1名たりとも道を外れたことがない。知恵と判断に関しては絶対確実ではないとはいえ、それらは、疑う余地のない信頼性をもち、忠誠面においては誤りを犯さない。それらは、超宇宙本部に起源を取り宇宙奉仕の次のような段階へと進み、やがてはそこへ戻って行く。
25:3.3 1. 世界への調停者。個々の世界の統轄人格が、既存の情況下において適切な手順に関し大いに当惑したり、または実際に行き詰まるようなときはいつでも、そして、もし問題が、領域の正規に構成される裁判所にもたらされるに十分な重要性を持たないならば、その際は、各係争側から2名の人格のうち1名ずつの陳情の受理に際し、調停委員会は直ちに、機能し始めるであろう。
25:3.4 これらの行政上の、また司法上の困難が、研究と裁決のために調停者の手に託されるとき、それらは権威上は最高である。しかし、調停者らは、全証拠が審問されるまでは判決を導き出さないであろうし、いたる所どこからでも証人を呼ぶそれらの権威には全く制限がない。そして、その決定が上告されないかもしれない一方で、時々、案件は、より上の裁判所に懸案全体を移すほどに発展するので、委員会が任意にその記録を閉じ、その意見を結論づける。
25:3.5 委員の決定は、惑星の記録に掲載され、必要ならば神性実行者により実行に移される。神性実行者の力は非常に大きく、生息界におけるその活動範囲は非常に広い。神性実行者は、そうあるべきものを追求することにおいて現状の優れた技能の操縦者である。それらの仕事は、時々領域の明らかな福祉のために実行され、時間と空間の世界におけるそれらの行為についての説明は時として難しい。自然法にも、また領域の定められてはいない慣習にも逆らって執行はしないのだが、それらは、しばしば一風変わった行動うをとり、体制管理のより上位の法律に基づき調停者の命令を執行に移す。
25:3.6 2. 体系本部への調停者。これらの4名の委員は、進化世界での奉仕から体制本部での任務へと進む。それらは、ここでのなすべき多くの仕事を持っており、また人間、天使、および他の精霊存在体の物分かりのよい友人であることを示している。審判三名組は、創造物の異なる系列間に起こる集団論争や誤解に関心をもつほどには個人的な違いには関心がない。精霊と物質の両方の存在体は、物質の息子などの結合型と同様に体制本部に住んでいる。
25:3.7 創造者が、選択力をもつ進化している個人を生み出す瞬間、その瞬間に、神性の完全性の順調な操作からの逸脱が生じる。誤解が起こるのは確かであり、これらの偽りのない見解の差への正しい調整措置がなされねばならない。我々は皆、全-賢の全-能の創造者が、地方宇宙をハヴォーナのように完璧に創造し得えたのだということを覚えているべきである。調停委員会は、中央宇宙において機能する必要はない。しかし、創造者は、自身の全-英知でそうすることを選ばなかった。そして、相違が多く困難に満ちている宇宙を産出してきた一方で、それらは、同様にこれらのすべての違いを構成し、またこのすべての外観上の混乱を調和させるための仕組みと手段を提供してきた。
25:3.8 3. 星座調停者。調停者は、生息界の100の体制間に起こる小規模の困難を引き受けて、体制内での奉仕から星座の問題裁決へと昇進する。星座本部で展開している問題の多くがそれらの司法権下に入るわけではないが、それらは、証拠の収集や予備報告書の準備に体制から体制へと忙しく向かって行くのである。もし論争が正当であるならば、もし意見に対する誇張のない相違や視点に対する偽りのない多様性が生じるならば、たとえいかに少ない人格体の関わりであろうとも、たとえいかに誤解が明らかに些細であろうとも、調停委員会は、つねに論争の真価を伝えることができる。
25:3.9 4. 地方宇宙への調停者。委員は、宇宙のこのより大きい仕事においてメルキゼデク系と執政の息子の双方への、また星座の支配者と、100の星座の調整と管理に関係する人格部隊へのかなりの支援をしている。熾天使の異なる系列と地方宇宙の本部球体の他の居住者らは、審判三名組の援助と決定を利用している。
25:3.10 体系、星座、または宇宙の細目にわたる問題に起こるかもしれない違いの本質についての説明は、ほとんど不可能である。困難は生じるものの、進化世界での物質的生活のような物質的存在の些細な試練と辛苦とは大いに異なっているのである。
25:3.11 5. 超宇宙の小領域への調停者。委員は、地方宇宙の問題から、自身の超宇宙の小領域で起こる懸案の研究に進む。それらが、個々の惑星から内部に深く移動すればするほど、神性実行者の物質的任務はますます減少するのである。徐々に、神性実行者は、慈悲-正義の解釈者の新しい役割を引き受け、同時に、—準物質であり—その調査の物質的側面に同情的な接触をして委員会を全体的に維持する。
25:3.12 6. 超宇宙の主要な領域への調停者。委員の仕事の特徴は、それらの前進に応じて変化し続けている。判決すべき誤解はますます減少し、また説明し、解釈すべき神秘的現象はますます増大する。委員らは、段階ごとに仲裁者から神秘の説明者へと進化している—説明的な教師に進化する裁判官。無知で困難と誤解が起こることを許容するもの達の仲裁者。かつて自らがそうであった。しかし、それらは、いま心の衝突と見解の戦いを避けるために十分に知的で、かつ寛容であるもの達の講師になりつつある。創造物の教育が高ければ高いほど、他のものに関する知識、経験、および意見をますます重んじるようになる。
25:3.13 7. 超宇宙への調停者。ここで調停者は同位になる—相互に理解し完全に機能する4名の仲裁者-教師。神性実行者は、報いの力が奪われ精霊三名組の物理的な声になる。この時までには、これらの顧問と教師は、超宇宙業務上で遭遇する実際の問題と困難の大部分に詳しくなってくる。それらは、こうして超宇宙の本部世界を囲む教育的な球体において生活している上昇の巡礼者たちの素晴らしい助言者となり賢明な教師になるのである。
25:3.14 すべての調停者は、楽園に達するそのような時まで日の老いたるものの一般監督下と生き写しの助手の直接指示下に仕える。それらは、楽園滞在期間中に自身の起源の超宇宙を統括する主たる精霊に報告する。
25:3.15 超宇宙登録は、自分達の管轄区域を越えた調停者を列挙しないし、そのような委員会は、壮大な宇宙全体に広く点在する。ユヴァーサの登録の最後の報告は、オーヴォントンにおいて機能するほぼ18兆の委員会としての数を示している—70兆以上の個人。しかし、これらはオーヴォントンで創造された多数の調停者のうちのごくわずかな部分に過ぎない。その数は、要するに大規模であり、卒業生案内者への変化を斟酌して、ハヴォーナ従者の総数に同等する。
25:3.16 時おり、超宇宙の調停者は、数の増加につれ楽園の完全性の協議会に移動され、続いて宇宙の中の宇宙のための無限の精霊により進化された調整部隊として、絶えず数と効率性を増大している存在体からなる驚異の集団としてそこから出現する。それらは、経験的上昇と楽園の訓練により崇高なるものの現れつつある現実を独特に理解し、また特別任務に際しては宇宙の中の宇宙をあちこち移動する。
25:3.17 調停委員会の構成員は、決して切り離されない。4名1組が、最初に結びつけられたようにいつまでも共に努める。自分達の栄光の奉仕においてさえ、それらは、宇宙の蓄積された経験と経験上の完成された知恵の四重奏団として機能し続ける。それらは、永遠に時間と空間の最高の正義の具体化として関連づけられる。
25:4.1 精霊世界のこれらの法と技術をもつ心のもの達は、そういうものとして創造されはしなかった。初期の超熾天使と全天使からは、100万の最も秩序ある心のものが、この広大かつ万能の集団の核として無限の精霊により選ばれた。そして、そのはるか遠い昔からずっと進化の創造計画への完全性の法の適用における実際の経験は、技術顧問になることを切望するすべてのもの達に要求されてきている。
25:4.2 技術顧問は、次の人格系列集団から採用される。
25:4.3 1. 超熾天使
25:4.4 2. 第二熾天使
25:4.5 3. 第三熾天使
25:4.6 4. 全天使
25:4.7 5. 熾天使
25:4.8 6. 上昇する人間のある種の型
25:4.9 7. 上昇する中間者のある種の型
25:4.10 現在、一時的結合であるすべての人間と中間者を除くユヴァーサに登録されオーヴォントンにおいて稼動中の技術顧問の数は、61兆をわずかに超えている。
25:4.11 技術顧問は、個人として頻繁に機能するが、奉仕のために組織化され7名からなる集団に与えられた任務球体にある共通本部を維持する。各集団においては、少なくとも5名は永久的身分のものでなければならないが、2名は一時的関係のものであるかもしれない。上昇する人間と上昇する中間創造物は、楽園上昇を探求しつつこれらの顧問委員会の委員として働くが、技術顧問のための通常の訓練課程には入らず、系列の永久的構成員にもならない。
25:4.12 顧問と過渡的に務めるそれらの人間と中間者は、普遍的法則と最高の正義の概念における基づいたその練達さからそのような仕事に選ばれる。絶えず追加の知識を、そして高められた技能を習得しながら楽園目標に向けて旅をするとき、あなたは、みずから既に蓄積した知恵と経験を他のもの達に分配する機会を継続的に与えられている。あなたは、最後のハヴォーナまで生徒-教師の役割を演じる。あなたは、あなたの前進経歴の新発見の知識をすぐ下にいるもの達伝えることにより、この広大な体験的大学の上昇段階を順番に進むであろう。宇宙政権においてこの知識と真実を他のものに伝えるためのあなたの能力と意欲を示すまでは、あなたは、知識と真実の所有者になったとはみなされない。
25:4.13 長期訓練と実体験の後、天使童子の身分より上の奉仕活動をする精霊のいずれかは、技術顧問として恒久指名を受けることが許されている。全候補者は、自発的にこの奉仕の系列に入る。しかし、一度そのような責任を担ってしまったならば、それを放棄することは許されない。日の老いたるものだけが、これらの顧問を他の活動に移すことができる。
25:4.14 地方宇宙のメルキゼデク系大学で始められる技術顧問の訓練は、日の老いたるものの法廷へと続く。それらは、この超宇宙訓練からハヴォーナ回路の先導的世界に位置する「7個の円の学校」に続く。そして、先導的世界から、「法の倫理学と崇高性の技法の大学」に、すなわち技術顧問の腕の習熟のための楽園職業訓練所に受け入れられる。
25:4.15 これらの顧問は、法律の専門家以上である。それらは、応用法の、すなわち広範囲の創造の広大な領域に生息するものすべての生活と将来の目標に適用される宇宙の法の、学生であり教師である。時の経過とともにそれらは、時間と空間の生きた法の図書になり、永遠の支配者に最も許容できる手順の形式と様式に関して時の人格を指導することによりいつ終わるともしれない問題や不必要な遅れを防いでいる。それらは、楽園の必要条件に調和して機能できるように空間の労働者に助言することができる。それらは、創造者の方法に関する全創造物の教師である。
25:4.16 応用法のそのような生きた図書を創設することはできなかった。そのような存在体は、実体験により進化されなければならない。無限の神格は実存的であり、したがって経験不足の埋め合わせがなされる。それらは、すべてを経験をする前にさえ全てを知っているが、無経験の知識をその下位の創造物には伝えない。
25:4.17 技術顧問は、遅れを防ぎ、進歩を容易にし、達成を勧める仕事に捧げられる。ことをするに当たっては、最善かつ最適の方法がつねにある。完全性の方法、つまり神性の方法がつねにあるし、またこれらの顧問は、我々皆をこのより良い方法の発見に向かせる方法を知っている。
25:4.18 きわめて賢明で実用的なこれらの存在体は、いつも密接に宇宙検閲官の奉仕と仕事とに関係がある。メルキゼデク系は、有能な部隊を有している。体制、星座、宇宙、および超宇宙領域の支配者にはすべて、精霊的な世界のこれらの技術的、または法的参照の心を持つものが惜しみなく供給される。特別集団は、生命運搬者の法律顧問として行動する。生命運搬者は、生命伝播の確立された系列からの認められる出発範囲、具合に関しこれらの息子に助言を与え、また別の方法でそれらの特権と機能の自由裁量に関して指導する。それらは、精霊-世界の全処理の適切な用法と方法に関しての各階級の存在体の顧問である。しかし、それらは、領域の物質創造物に直接的に、また個人的には対応しない。
25:4.19 法的用法に関する相談以外に、技術顧問は、同様に被創造体に関するすべての法の—物理的、心的、精霊的の—効率的解釈にささげる。それらは、普遍の調停者に、そして、法の真実を知ることを望む他のすべてのものに利用可能である。言い換えれば、神格の至高性が、物理的、心的、精霊的な系列の要素のある状況においていかに反応するかを当てにできるということを知ること。それらは、究極の方法を明らかにする試みさえする。技術顧問は、選ばれ試された存在体である。私は、いまだかつてそれらの1名たりとも道を外したということは知らない。
25:4.20 それらは、非常に実効的に解釈し、また非常に雄弁に解説しており、今までずっと神の法の無視を宣告されたという記録はユヴァーサにはない。それらの奉仕領域には既知の限界もなく、またそれらの進歩に何の限界も置かれて、はいない。認められない。それらは、引き続き顧問として楽園の入り口にさえ進む。それらには法と経験の宇宙全体が開け放たれている。
25:5.1 ハヴォーナの第三超熾天使の中から記録管理者として、つまり光の小島の正式の公文書の番人として幾名かの上級記録主任が選ばれ、また知識の管理者の心に登録された生きた記録と対照をなすそれらの公文書は、時々「楽園の生きた図書」と呼ばれる。
25:5.2 生息惑星の記録天使は、すべての個々の記録の源である。宇宙全体において、他の記録者は、正式記録と生活記録の両方に関して機能を果たす。ユランチアから楽園の間において双方の記録に出会う。地方宇宙においては、一層多くの書かれた記録に、またより少ない生きた記録に。楽園においては、さらに多くの生きた記録に、そしてより少ない正式記録;ユヴァーサにおいては、双方は等しく入手可能である。
25:5.3 組織化の、そして生息の創造におけるあらゆる重要な、意味をもつ出来事は、記録上の事実である。局所的重要性に過ぎない出来事は地方の記録だけに見られ、より広い意味のものはそれ相応に扱われる。宇宙の重要性をもつすべてが、ネバドンの惑星、体系、および星座からサルヴィントンに掲示される。そして、それらの出来事は、そのような宇宙首都から領域と超政府の問題に関連するさらに上の記録へと送られる。また、楽園には、超宇宙とハヴォー資料の関連概要がある。宇宙の中の宇宙に関するこの歴史的かつ蓄積された談話は、これらの身分の高い第三超熾天使の保護監督下にある。
25:5.4 これらの幾名かの存在体が、天の記録係の活動を指示する記録の責任者として奉仕するために超宇宙に派遣される一方で、1名たりともその系列の永久的会員名簿から移されたことはない。
25:6.1 これらは、すべての記録を複写する、最初の精霊記録と、半物質対応物—カーボン紙による写しと呼ばれるかもしれないもの—を作成するもの達である。それらは、精霊的エネルギーと物質的エネルギー双方を同時に操る独特の能力でこれができるのである。天の記録係は、そういうものとして創造はされない。それらは、地方宇宙からの上昇の熾天使である。それらは、7超宇宙本部の記録主任の協議会により受け入れられ、分類され、それぞれの任務球体に割り振られる。天の記録係を訓練するための学校もまた見られる。ユヴァーサの学校は、英知の遂行者と神性顧問により指導される。
25:6.2 宇宙奉仕において記録者が前進するにつれ、それらは、自己の二元的記録方式を続け、その結果、その記録は、つねに物質系列のもの達から光の高位の精霊達までの存在体全階級に利用可能である。あなたは、自身の変遷経験においてこの物質界から昇るとき、いつも自身の階級球体の歴史と伝統の記録を参考にすることができるし、他の方法において熟知することができる。
25:6.3 記録者は、十分に試された部隊である。私は、天の記録係の背信を一度として知らないし、それらの記録には改ざんは一度も発見されなかった。天の記録係は二重点検を受け、それらの記録は、ユヴァーサからの高貴な仲間により、また最初の精霊記録の疑似物理的な写しの正当性を保証する強力な使者により精査される。
25:6.4 オーヴォントン宇宙の従属球体に配置されている前進する記録者の数は、何兆にも達するが、ユヴァーサに達した身分の数は、800万に至ってはいない。これらの最上級のあるいは卒業生の記録者は、超宇宙管理者と時間と空間の支持される記録の回送者である。それらの恒久的本部は、ユヴァーサに関する記録の領域周辺の円形住居の中にある。最上級のあるいは卒業生の記録者は、決してこれらの記録の管理を他者に託さない。個々人としては、留守にするかもしれないが、決して大きい数ではない。
25:6.5 天の記録係の部隊は、記録管理者となった超熾天使のように永久的任務に就くもの達である。熾天使と超熾天使は、いったんこれらの奉仕に召集されると、崇高なる神の完全な人格化からくる新たで修正された行政の日までそれぞれに天の記録係と記録管理者のままでいるであろう。
25:6.6 ユヴァーサのこれらの年輩の天の記録係は、はるか遠い昔の日の老いたるものの到着以来の全オーヴォントンにおける宇宙の重要性に関する全記録を示すことができ、さらに永遠の小島においては、記録管理者が、無限の精霊の人格化時代以来の楽園の業務を証明するその領域の文書局を警備する。
25:7.1 地方宇宙の母なる精霊の子供らは、上昇するモロンチア生活を送るすべての友人と仲間である。それらは、創造物進行に関わる上昇者の真の任務に不可欠ではなく、また、楽園旅行の際の人間の仲間にしばしば同伴する熾天使の保護者の仕事をいかなる意味においても置き換えもしない。モロンチア同志は、内面への長い動きを始めたばかりのもの達への丁重な部隊に過ぎない。それらは、また遊びの巧みな後援者であり、この仕事において逆戻りの監督からの効果的な援助を受ける。
25:7.2 あなたは、ネバドンのモロンチア訓練世界において果たすべき重大かつ次第に困難な課題を抱えるであろうが、つねに定期的な休息と復帰の季節があなたに提供されるであろう。楽園への旅行中、常に休息と精霊の遊びのための時間があるであろう。そして、光と生命の経歴において崇拝と新達成のための時間が常にある。
25:7.3 これらのモロンチア同志は、非常に好意的な仲間であるので、あなたは、最終的にモロンチア経験の最後の段階を去るとき、つまり、超宇宙精霊の冒険に乗り出すための準備をするとき、これらの親しみやすい創造物があなたに同伴できないということを本当に残念に思うであろうが、それらは、地方宇宙において単独的に奉仕する。接触可能なすべての人格は、上昇経歴の全段階において好意的で親しみやすいであろうが、あなたは、楽園同志に会うまではそれほどまでに友情と親交に捧げられる他の集団を見つけることはないであろう。
25:7.4 モロンチア同志の任務は、あなたの地方宇宙業務を扱っているそれらの物語においてより完全に表現されている。
25:8.1 楽園の同志は、熾天使、第二熾天使、超熾天使、および全天使の系列から編成される複合の、または召集された集団である。楽園の同志らは、並はずれたとあなたが見なす時間の長さで仕えるが、永久的身分ではない。それらは、この奉仕活動が完了すると、原則として(不変的ではなく)、楽園奉仕へ呼び出された際の職務に戻る。
25:8.2 天使部隊の構成員は、地方宇宙の母なる精霊により、超宇宙反射の精霊により、および楽園の威儀仙により、この奉仕に推挙される。それらは、中央の小島へ召還され主たる七精霊のうちの1名により楽園の同志として任命される。楽園の永久的身分は別として、楽園の親交のこの一時的な奉仕は、これまでに奉仕精霊に与えられた最高の名誉である。
25:8.3 これらの選ばれた天使は、親交の奉仕に専念し、また楽園でたまたま単独であるかもしれない全階級の存在体の、主に上昇の人間の、だが中央の小島で単独である他のすべてのものの仲間としても選任される。楽園の同志には親しく交わるもの達のために達成すべき特別なものはない;それらは単なる仲間である。楽園滞在の間にあなた方人間が遭遇するであろうほとんど全ての他の存在体には、—あなたの仲間巡礼者は別として—あなたと共に、あるいはあなたのためにすべき明確な何かがある。しかし、これらの同志は、あなたと共に居ることを、また人格の仲間としてあなたと親しく交わるためだけに選任される。それらは、しばしば各奉仕活動において丁重で才気あふれる楽園公民の補助を受ける。
25:8.4 必滅者は、非常に社会的である集団を起源としている。創造者たちは、「人が単独であることは良くない」ということをよく知っており、準備は、それ故に、楽園においてさえ親交のためになされる。[2]
25:8.5 上昇の人間としてのあなたがもし、あなたの地球の経歴に関わる付き添いと、あるいは親密な仲間と楽園に着いたならば、あるいは、将来の目標の熾天使である保護者があなたと共にたまたま到着するか、またはあなたを待ち受けているならば、永遠の同志もあなたには選任されないであろう。しかし、もしあなたが単独で到着するならば、光の小島で時間の最後の睡眠からあなたが目を覚ますとき、1名の同志が確かにあなたを歓迎するであろう。あなたが上昇仲間の誰かに同伴されるであろうということがもし知られていても、臨時の同志は、永遠の岸にあなたを歓迎し、その上あなたとその仲間の歓迎に用意される保留地に付き添うために任命されるであろう。延々と続く楽園の岸での永遠への復活を経験するとき、あなたは、暖かく歓迎されることを確信できる。
25:8.6 受付の同志は、ハヴォーナの最後の回路における上昇者の最後の滞在期間に選任され、必滅者の起源と空間の世界とハヴォーナの円を通しての波瀾万丈の上昇に関する記録を慎重に調べる。受付の同志らは、時間の必滅者を出迎えるにあたり、到着しつつある巡礼者の経歴にすでに確かに精通しており、また同情的で好奇心をそそる仲間であると分かる。
25:8.7 何らかの理由でもしあなたが、楽園におけるあなたの前終局者滞在期間に、上昇経歴の仲間から—人間の、または熾天使の—一時的に切り離されるようなことがあるならば、楽園の同志は直ちに助言と親交のために任命されるであろう。楽園での独り住まいの上昇する人間に一たび任命されると、同志は、自分の上昇仲間が再び加わるか、または正式に終局者部隊に召集されるまでこの人格体と共に留まる。
25:8.8 楽園の同志は、上昇者は決してその性質が超宇宙の型とは異なる同志には託されないということを除いては、待機順に配属される。もし今日ユランチアの必滅者が楽園に到着しつつあるならば、オーヴォントンが起源であるか、そうでなければ、主たる七精霊の本質をもついずれかの待機中の一番目の仲間が、必滅者に割り当てられるであろう。したがって、全天使は、7超宇宙からの上昇創造物とともには仕えない。
25:8.9 多くのさらなる奉仕が、楽園の同志によって実行される:上昇の人間が、ハヴォーナを横断中に単独で中央宇宙に達するならば、また神格冒険の何らかの局面において失敗するならば、時間の宇宙へ送還されるであろうし、直ちに、楽園の同志の予備部隊への招集が掛けられるであろう。この系列の1つは、挫折した巡礼者に続くための、巡礼者を慰め励まして共にいるための、そして、楽園上昇を再開するために中央宇宙に戻るまで巡礼者と共に残るための任務を受けるであろう。
25:8.10 もし上昇の巡礼者が、上昇熾天使、すなわち人間経歴の守護天使の同伴でハヴォーナを横断中に神格冒険に敗れるならば、守護天使は、人間の仲間に同伴することを選ぶであろう。これらの熾天使は、時間と空間の奉仕に戻る人間の長年の同志にいつでも同伴を志願したり、許可されたりする。
25:8.11 だが、密接に関係する2名の人間上昇者に関してはそうではない。もし1方が神に達しもう1方が一時的に失敗するならば、成功している個人は、必ず失望した人格と共に進化の創造に戻ることを選ぶが、これは受け入れられない。その代わりに、楽園の同志の予備部隊に招集がかけられ、1名の志願者が失望した巡礼者への同伴に切り替えられる。そこで、志願の楽園公民は、成功している人間と関わるようになる。成功している人間は、破れた同志のハヴォーナ帰還を待ち受けて中央の小島に留まり、そうしているうちに進化的上昇の冒険話を提示して幾つかの楽園の学校で教える。
25:8.12 [ユヴァーサからの権威高きものによる後援]