44:0.1 様々な分割本部や宇宙の本部世界の優待居留地の中に天の熟練者と命名される複合人格の特異な系列が見つけることができる。これらの存在体は、モロンチア領域や下級精霊領域の芸術の巨匠であり職人の師匠である。それらは、モロンチア装飾と精霊の美化に従事する精霊であり、準精霊である。そのような熟練者は、壮大な宇宙全体に振り分けられている—光と生命に落ち着くすべての球体のみならず、超宇宙、地方宇宙、星座、体制に。しかし、それらの活動の主要領域は、星座に、特にそれぞれの本部球を囲む770の世界にある。
44:0.2 それらの仕事は、物質的心にはほとんど不可解であるかもしれないとしても、モロンチアと精霊世界にはそれらの高い芸術と崇高な文化があるということが理解されるべきである。
44:0.3 天の熟練者は、そういうものとしては創造されてはいない。それらは、中央宇宙出身の不特定の教師の人格、それと上昇する人間と他の天の多数の集団から選ばれた志願生徒達からなる選ばれ採用された団体である。これらの熟練者の最初の教育団は、主たる7精霊との共同において無限の精霊によりかつて指定されており、7,000名のハヴォーナ教官、すなわちそれぞれに熟練者1,000名の7部門で構成されていた。精霊とモロンチアの問題において巧みな労働者のこの輝かしい団体は、そのような中核に始まり、発展してきた。
44:0.4 モロンチア人格、つまり精霊の実体は、天の熟練者部隊への入隊資格がある。すなわち、本来備わっている神性の息子の資格層より下のあらゆる存在体。進化する球体から上昇していく神の息子は、モロンチア界への到着後、熟練者部隊への入隊申し込みをするかもしれないし、才能に十分恵まれているならば、長期間、もしくは短期間、そのような経歴を選ぶかもしれない。しかし、千年、すなわち超宇宙時間の千年足らずの間、天の熟練者に徴募するものはいないかもしれない。
44:0.5 すべての天の熟練者は、超宇宙本部に登録はするが、地方宇宙首都においてモロンチア監督により指導される。それらは、活動に関わる次の7主要分隊において各地方宇宙の本部世界で機能するモロンチア監督の中央団体により任命される。
44:0.6 1. 天の音楽家[1]
44:0.7 2. 天の再現家
44:0.8 3. 神性建築家
44:0.9 4. 思考記録者
44:0.10 5. エネルギー操縦者
44:0.11 6. 意匠家と装飾家
44:0.12 7. 協和労働者
44:0.13 これらの7集団の最初の教官は皆、ハヴォーナの完全な世界から来ており、またハヴォーナは、精霊芸術のすべての相と型のための原型、つまり原型の主題をもつ。ハヴォーナのこれらの芸術の空間世界への移転を引き受けることは大事業であるが、天の熟練者は、技術と実行面で時代から時代へと向上している。上昇経歴の他の全ての局面で求められるように、いかなる種類の努力であろうとも最も高度なそれらのものが、その優れた知識と技能をあまり恵まれていない仲間に伝達するよう絶えず求められている。
44:0.14 あなたは、最初に大邸宅世界上のハヴォーナのこれらの移植された芸術を一瞥し始めるであろうし、それらの美とそれらの美へのあなたの鑑賞というものは、あなたがサルヴィントンの精霊の広間に立ち、精霊の領域の崇高な芸術家の奮い立たせる傑作に見入るまで高まるし啓発するであろう。
44:0.15 モロンチアと精霊の世界のこれらの全活動は、現実である。精霊の存在体にとり、精霊世界は、現実である。我々にとり、物質界は、より非現実的である。精霊のより高い型は、普通の物質を自由に通り抜ける。高度の精霊は、不特定の基本的エネルギーを除いては何も物質的なものに反応しない。物質存在体にとり、精霊の世界は、多少非現実的である。精霊現実の本質の単なる影であるが故に、精霊の存在体にとっての物質界は、ほぼ完全に非現実的である。
44:0.16 私は、この報告が翻訳され、記録されている建造物を精霊の占有的視力で知覚することができない。ましてや私の側にたまたまいるユヴァーサからの神性助言者は、純粋に物質的なこれらの創造を知覚しない。我々は、所属するエネルギー変成者の中の1名から我々の心に提示される精霊対応者を眺めることによりこれらの物質構造がどのように現れるかを明察する。しかし、この物質建造物は、必ずしも私には現実ではないのだが、精霊存在体には、それは、もちろん、まさに現実であり、物質的人間にとり非常に実用的である。
44:0.17 精霊界と物質界の双方の生物の現実を識別できるある種の存在体の型がある。この類に属するのは、いわゆるハヴォーナサーヴァタルの4番目の生物と調停者の4番目の生物である。時間と空間の天使達は、肉体の人生からの救出後にくる上昇する人間もまたその能力に恵まれているように精霊と物質存在体のいずれについても明察する能力に恵まれている。上昇者は、より高い精霊段階への到達後、物質の、モロンチアの、精霊の現実を認識することができる。
44:0.18 ここにはまた、かつての人間であり、また上昇する調整者融合のユヴァーサからの強力な使者が、私とともにおり、強力な使者は、あなたをあなたと知覚し、同時に単独使者、超熾天使、および他の天の存在体の出席を思い描いている。あなたは、その長い上昇において決して前の生活の仲間を見分ける力を失わないであろう。人生の段階において内部へと進むにつれ、あなたは、いつも自身の以前の、下級の経験段階にいる仲間の存在体を認識し、親しくつきあう能力を保有するであろう。それぞれの新移動、あるいはそれぞれの復活が、あなたから前の状態のあなたの友人や仲間を見分ける能力を全く奪うことなくあなたの視力の範囲にもう一つの精霊存在体集団を加えるであろう。
44:0.19 このすべてが、内住する思考調整者の作用で上昇する人間の経験において可能にされる。かれらが、あなたの全生涯の経験の写しを保存により、あなたが、以前有していた真の特性を決して失わないことが保証されるし、これらの調整者は、あなたの一部として、事実上あなたとして、あなたと共に経験していく。
44:0.20 だが、私は、天の熟練者の仕事の本質を物質的な心に伝えることができないと悲観する。私は、人間の心にこれらのモロンチア業務と準精霊現象の現実を繰り広げていく努力において絶えず思考を歪めたり、言葉をねじ曲げる必要に迫られている。あなたの理解力では把握できないし、これらの準精霊活動のもつ意味や価値や関係についてあなたの言語での伝達は、適正を欠いている。そこで、私は、そのような請負仕事において大成功は、絶対的に不可能であると完全に理解をする一方で、これらの現実に関し人間の心を啓発するこの努力を続けている。
44:0.21 私は、人間の物質的活動と天の熟練者の多様な機能の間の粗雑な平行の素描の試みをほんのわずかしかできない。ユランチアの人種が、芸術と他の文化的達成においてより高度であったならば、私は、人間の心を映し出す努力において物質的事柄からモロンチアの事柄へと更に遠くへ進むことができるのである。私が完遂したいと望めるほとんどすべては、モロンチア世界と精霊世界のこれらの業務の現実に関わる事実を強調することである。
44:1.1 あなたは、人間の限られた聴力をもってしてモロンチアの旋律をほとんど想像することはできない。人間の聴覚では認識されない美しい音の物質範囲さえ存在しており、モロンチアの協和と精霊の協和の想像もつかない範囲については言うまでもない。精霊の旋律は、物質的音波ではなく、天の人格の精霊により受け取られる精霊脈動である。演奏の壮大さはもちろんのこと、完全に人間の理解力を超える球体の旋律に関連する範囲の巨大さと表現の魂がある。私は、領域の旋律が天の回路の精霊エネルギーに流れ込む間、何百万もの崇高な法悦状態に陥った存在体を目にしてきた。これらの驚異の旋律は、宇宙の最も遠く離れた地域に放送することができる。
44:1.2 天の音楽家達は、次の精霊原動力の操作によって天の協和の生産に従事している。
44:1.3 1. 精霊の音—精霊の流れの断続
44:1.4 2. 精霊の光—モロンチアと精霊の領域の光の制御と増大
44:1.5 3. エネルギー衝突—モロンチアと精霊エネルギーの巧みな管理により引き起こされる旋律
44:1.6 4. 色彩交響曲—モロンチアの色調の旋律。これは、天の音楽家の最高達成の中に位置する。
44:1.7 5. 関連精霊の協和—モロンチアと精霊存在体の異なる系列の配列と結合そのものが制作する荘厳な旋律
44:1.8 6. 思考の旋律—精霊的思考の熟考は、それほどまでに完成されたハヴォーナの旋律で急に現れる。
44:1.9 7. 空間の音楽—適切に調子を合わせることで他の球体の旋律は、宇宙放送回路で受信ができる。
44:1.10 人間の楽器利用に類似する、音、色、エネルギー操作に関する10万以上の異なる様式がある。あなたの舞踊の一座、合奏は、物質的創造物が存在体の配置と人格配列ための天の協和に近づく粗雑で奇怪な試みを明らかに表している。モロンチア旋律の他の5つの型は、物質体の知覚機構による認識はされていない。
44:1.11 和音、施律的関連性をもつ7段階の音楽は、精霊の意思の疏通の一つの普遍的記号である。例えばユランチアの人間が理解するところの音楽は、ジェルーセム、つまり体制本部の学校において最高の表現に到達する。そこでは、音についての調和が半物質の存在体に教えられる。必滅者は、モロンチア旋律の他の型と天の和音の他の型に反応しない。
44:1.12 ユランチアにおける音楽鑑賞は、物理的であり、かつ精霊的である。そして、人間の音楽家は、人間の遠い昔の先祖の粗暴な単調さから音鑑賞のより高い段階へと音楽の理解力を高めるために多くのことをしてきた。ユランチアの人間の大多数が、物質的筋肉ではあまりにも大幅に、心と精霊ではあまりにも僅かに音楽に反応する。それにしても、音楽鑑賞における35,000年以上もの間の安定した向上というものがあった。
44:1.13 美しいシンコペーションは、原始人の音楽的単調さからあなたの後の音楽家の表現に豊かな協和と意味深い旋律への変遷を表す。これらの初期のリズムの型は、和音鑑賞のためのより高い知能の発揮を伴わずして音楽愛好感覚の反応を刺激し、それ故、より広く未熟であるか精霊的に怠惰な個人の心を引く。
44:1.14 ユランチアの最良の音楽は、あなたの音楽家の天の仲間が聞くすばらしい一節のただの一瞬の反響であり、天の仲間達は、音の調和の楽音的旋律としてモロンチア原動力のこれらの和音の断片だけを記録に残した。精霊-モロンチアの音楽は、表現と再現の7方法全ての使用はまれではないので、人間の心は、高い球体のこれらの旋律を音楽の中の音の単なる音符に縮小させるいかなる試みにおいても大いに不利である。そのような努力は、一楽器を用いて大きなオーケストラの旋律を再生させる努力をしているようなものであろう。
44:1.15 あなたは、ユランチアでいくつかの美しい旋律を組み合わせてきたものの、音楽的にはサタニア内の隣接する多くの惑星ほどにはあまり進歩してこなかった。アダームとハヴァーが生存してさえいたならば、あなたにはほんとうに音楽というものがあったであろう。しかし、その本質がとても素晴らしい和音の贈り物が、非音楽的傾向の旋律によりたいそう希薄にされてきたので、人間1,000人の生涯においてただ一度だけ和音への何らかの素晴らしい鑑賞力が見られる。しかし、落胆していけない。いつか、本物の音楽家が、ユランチアに現れるかもしれないし、全民族が、その音楽家の旋律のすばらしい調べに魅了されるであろう。一人のそのような人間が、国全体の方向、文明世界全体の方向さえも永遠に変えることができる。「旋律は世界全体を変える力を持つ」というのは、文字通り本当である。永遠に、音楽は、依然として、人、天使、精霊の普遍言語であり続けるであろう。和音は、ハヴォーナの話法である。
44:2.1 人間には、私があなたの物質的言語全体の、しかも限られた記号表現での例証を試みなければならない天の再現家の機能についての貧弱で歪曲された概念以上のことはほとんど期待はできない。精霊-モロンチア世界には無数の最高価値の事柄、すなわち再現に値はするもののユランチアでは未知の事柄、とても「人の心に入り」にくかった活動、つまり神が肉体での人生を乗り切る者達を待つそれらの現実の活動の部類に属する経験がある。[2]
44:2.2 天の再現家には7集団あり、私は次の分類でそれらの仕事を例証するつもりである。
44:2.3 1. 声楽家—過去の特定の協和音を繰り返し、現在の旋律を解釈する協和,和声家。しかし、このすべてがモロンチア段階で成し遂げられる。
44:2.4 2. 色彩労働者—あなたが素描家や画家と呼ぶかもしれない光と陰のそれらの芸術家。未来のモロンチアの楽しみのために過ぎ行く眺めや束の間の出来事を保存する芸術家。
44:2.5 3. 光の写生家—映画がまさにありのままの例であるところの真の準精霊-現象保存の製作者。
44:2.6 4. 歴史的展示家—宇宙記録と歴史の決定的な出来事を劇的に再現する者。
44:2.7 5. 予言的芸術家—未来に歴史の意味を映し出す者。
44:2.8 6. 伝記の語り手—人生経験の意味と重要性を永続させる者。将来の達成価値への現在の個人的経験の予測。
44:2.9 7. 管理演技者—政府の哲学と行政手法の重要性ついて表現する者、主権についての天の劇作家。
44:2.10 天の再現家は、頻繁にしかも効果的に心の休息のある型、加えて人格の気晴らしのある種の型と記憶再現との結合において逆戻り監督と共同する。モロンチアの秘密会議と精霊集会を前にして、これらの再現家は、時々そのような集会の目的を代表する途方もない劇的光景に係わりをもつ。私は、100万以上の俳優が1,000の連続場面を制作したそのような並み外れの上演を最近目のあたりにした。
44:2.11 より高位の優れた教師と変遷聖職者らは、モロンチアの教育活動において自由に効果的にこれらの様々な再現家集団を利用する。しかし、すべての努力が、一時的な絵図に傾けられるわけではない。多くが、それらの仕事の非常に多くが、永久的本質であり、すべての未来への遺産としていつまでも残るであろう。これらの熟練者は、集団で機能するときとても万能であり、一時代を再現することができ、しかも熾天使の聖職者との共同においては、実際に時間の人間予言者に精霊世界の永遠の価値を描くことができるほどである。
44:3.1 「建築者と製作者が神である」ところの都市がある。我々は、精霊の類似物にあなた方人間が慣れ親しんでいるすべてを、また言い表せない以上に持っている。また言い表せない以上に親しんでいるすべてを持っている。我々には、家、精霊の安らぎ、およびモロンチアの必需品がある。我々には、人間が楽しむことができるあらゆる物質的満足に対し我々の存在を豊かにし、拡大することに役立つ何千もの精霊的現実がある。神性の建築者は、7集団で機能する。[3]
44:3.2 1. 家の設計家と建築家—個人や労働集団に割り当てられた住まいを建設し改造する者。モロンチアと精霊のこれらの住居は、実存する。それらは、あなたの近距離の視力には見えないだろうが、我々にとっては非常に現実的であり、美しい。ある程度、すべての精霊存在体は、建築家とモロンチア、あるいは精霊の住まいに関し一定の細部の計画と創造を共有できる。これらの家は、住むことになるモロンチア、あるいは精霊創造物の必要性に従い備えつけたり、装飾が施される。これらのすべての建設には、個々の表現ための豊富な多様性と十分な機会がある。
44:3.3 2. 職業建築家—精霊とモロンチア領域の一定の、そして通常の労働者の住まいを設計し組み立てる際に機能する者。これらの建築家は、ユランチアの作業場と他の工場を建設するもの達に匹敵する。変遷世界には、互いの活動と専門部門には欠くことのできない経済がある。我々は皆、すべてをするわけではない。モロンチアの存在体と進化する精霊の間には機能の多様性があるが、これらの職業建築家は、より良い作業場を造るばかりではなく、労働者の職業上の高揚にもまた貢献する。
44:3.4 3. 遊戯建築家。巨大な建物は、人間が気晴らし、ある意味では遊びと呼ぶであろう休息の季節に利用される。モロンチア世界、つまり進化する惑星からつい最近取り除かれた上昇する存在体の訓練が挙行されるそれらの変遷球のユーモアをもつもの達である逆戻り監督に適した設定のために対策がとられる。より高い精霊でさえ精霊的再充電の期間、回顧的ユーモアのある種の型に関わっている。
44:3.5 4. 崇拝建築家—精霊の寺院やモロンチア寺院の経験豊富な建築家。人間上昇の全世界には崇拝の寺院があり、それらは、モロンチア領域と精霊球の最も優れた創造である。
44:3.6 5. 教育建築家—モロンチア訓練と精霊の進歩的学習の本部を建設する者。道というものは、宇宙文化についての知識、つまり上昇する人間をモロンチアの世界と精霊の世界のより知的で有能な公民にするために設計された情報のみならず、さらなる知識を取得するために、すなわち人の現在の、そして今後の仕事に関する追加情報を獲得するためにいつも開かれている。
44:3.7 6. モロンチア立案者—いかなる1球体のいかなる1度の臨場の際と同じく、全領域の全人格の対等の関連性のために建てる者。これらの立案者は、進歩的なモロンチア生活の対等関係を充実させるためにモロンチアの力の監督者と協力する。
44:3.8 7. 公共建築家—崇拝目的のものを除く集会目的の所定場所を計画し、建設する熟練者。共通の集会場所は、優れておりかつ立派である。
44:3.9 物質的人間の感覚的理解には、これらの建造物もそれらの装飾も、正確には実感がわかないであろうが、我々にとっては誠に現実である。肉体でそこにいることができたとしても、あなたには、これらの寺院を見ることはできないであろう。にもかかわらず、これらの超物質の創造のすべてが実際にそこにあり、我々は、明確に識別し、と同時にそれらを完全に楽しむのである。
44:4.1 これらの熟練者は、領域の優れた考えの保存と再現に専念し、7集団で機能する。
44:4.2 1. 思考保存者。これらは、領域のより高度の思考の保存に打ち込む熟練者である。思考保存者は、モロンチア世界で実に精神機能のとても大切にする。私は、最初にユランチアに来る前に記録を見て、この惑星の幾つかのすばらしい心の観念化の放送を聞いた。思考記録者はそのような高貴な考えをユヴァーサの言語で保存する。
44:4.3 それぞれの超宇宙にはそれ自身の言語、その人格によって話され、その領域全体に普及している言葉がある。これは、ユヴァーサの言葉として我々の超宇宙では知られている。また、各地方宇宙には、それ自身の言語がある。ネバドンのより上の系列のすべては、ネバドンの言語とユヴァーサの言葉の両方を話し2種類の言語を操る。異なる地方宇宙からの2名の個人が出会うとき、双方は、ユヴァーサの言葉で伝達し合う。しかしながら、もしそれらの1名が別の超宇宙の出身であるならば、双方は通訳者を当てにしなければならない。中央宇宙には、言語の必要はほとんどない。誤りのないほぼ完全な理解が存在する。そこでは神以外については完全に理解される。我々は、楽園での一遇の機会は、1,000年間で人間の言語によって伝達し合えるよりも、一層の相互理解を披瀝するということを教えられる。サルヴィントンにおいてさえ、我々は、「我々が知られているように知っている。」[4]
44:4.4 考えをモロンチアと精霊の球体における言語に翻訳する能力は、人間の理解を超えている。考えを永久的記録に移す度合いは、専門の記録者により非常に加速できるので、50万語相当、というか、思考表象が、ユランチアの1分間で登録できる。これらの宇宙言語は、発展する世界の言葉よりもはるかに充実している。ユヴァーサの概念記号は、基本的な字母はほんの70記号を有するとはいえ、10億文字以上ある。数にして48の基本的記号、つまりアルファベットであるネバドンの言語は、それほどまでに複雑ではない。
44:4.5 2. 概念記録者。この2番目の記録者集団は、概念の絵、すなわち思考の原型に関係している。これは、物質的領域では未知の永久的記録の原型であり、私は、方法によりあなたが普通の文字言語の精読で100年間で獲得できるより以上の知識をあなたの時間の1時間で得ることができるであろう。
44:4.6 3. 表意文字記録者。我々にはあなたの書き言葉と話し言葉の双方に相当するものがあるが、思考の保存には通常絵画化と表意文字の手法を用いる。表意文字を保存するもの達は、概念記録者の仕事の際、1つを千倍に改良することができる。
44:4.7 4. 雄弁な話法の推奨者。この記録者集団は、再現のための思考を雄弁な話法で保存する課題に従事する。しかし、我々は、ネバドンの言葉を借りて言えば、30分の演説でユランチアの人間の全生涯の内容に言及できる。これらの業務の理解へのあなたの唯一の望みは、あなたの混乱し歪められた夢の世界の方法—あなたが、夜の季節のこれらの幻想の経験年数を数秒内で踏破する方法—について立ち止まって考えることである。
44:4.8 精霊世界の雄弁は、ユランチアの粗雑で口ごもりの演説だけを経験したあなたを待ち受ける稀なもてなしの1つである。言葉では表現できない奮起させるサルヴィントンとエデンチアの演説には、音楽の協和と表現のもつ快い調子がある。これらの燃え立つような概念は、栄光の王冠の宝石の美に似ている。しかし、私にはそれができない。私には別の世界のこれらの現実の幅と深さを人間の心に伝えることができるものではない。
44:4.9 5. 放送監督。楽園、超宇宙、地方宇宙の放送は、思考保存者のこの集団の一般監督下にある。放送監督らは、全ての楽園放送を超宇宙に適合させ、日の老いたるものの放送を翻案し、地方宇宙の個々の言葉に翻訳し、放送資料の調整者はもちろん検閲者と編集者として役目を果たす。
44:4.10 地方宇宙の放送は、個々の体制と惑星による受信に向けて変更もされなければならない。宇宙のこれらの報告伝送は、慎重に監督され、一定回路のあらゆる世界についてのすべての報告に関わる適正な受信の保証のために、常に控えの登録簿がある。これらの放送監督は、情報伝達の全目的のために空間の流れの利用に技術的に熟練している。
44:4.11 6. リズム記録者。彼らの仕事は、あなたの詩的創作とは非常に異なり、またほぼ無限に卓越してはいるものの、ユランチア人は、まちがいなく熟練者を詩人と呼ぶであろう。リズムは、モロンチア存在体と精霊存在体の双方にとりあまり消耗しないので、喜びの増大はもちろん、リズミカルな型での数多くの機能の実践により努力というものは頻繁に効率を増加させる。私は、あなたがエデンチア集会の詩的な放送のいくつかを聞き、自己表現と社会的調和のこの絶妙の型の名手である星座の天才の色と音色の豊かさを楽しむ特権が与えられればと願うのみである。
44:4.12 7. モロンチア記録者。私は、モロンチアの出来事と精霊業務の様々な組分けの群像画を保存する仕事に割り当てられるこの重要な思考記録者集団の機能を物質の心に説明する方法を考えて途方に暮れている。ぞんざいに図解されるとして、モロンチア記録者らは、変遷世界の集団写真家である。彼らは、モロンチアの記録の殿堂の公文書保管所にそれらを保存し、これらの進歩的な時代の重大な場面とつながりを未来のために保存する。
44:5.1 注意を引きつけるこれらの有能な熟練者は、あらゆる種類のエネルギーに関わっている。物理的、心的、精霊的。
44:5.2 1. 物理的エネルギー操縦者。物理的エネルギー操縦者は、長期間、力の管理者と共に働き、物理的エネルギーの多くの段階の操作と管理における専門家である。それらは、基本的な3つの流れと超宇宙の30の補助的エネルギー分離に精通している。これらの存在体は、計り知れないほどに変遷世界のモロンチアの力の監督者の役に立っている。これらの存在体は、楽園の宇宙映像の永続的学生である。
44:5.3 2. 心-エネルギー操縦者。これらは、知的存在体のモロンチア型と他の型の間の相互通信の専門家である。人間相互間のこの伝達の型は、ユランチアには実際には存在しない。これらは、上昇するモロンチア存在体が互いに伝達し合うための能力を促進する専門家であり、それらの仕事は、人間の心に描くには私の力をはるかに超える知性のつながりにおける数多くの無類の冒険を擁している。これらの熟練者は、無限の精霊の心の回路の鋭敏な学生である。
44:5.4 3. 精霊-エネルギーの操縦者。精霊エネルギーの操縦者は興味深い集団である。精霊エネルギーは、確立された法則通りに、ちょうど物理エネルギーのように作用する。すなわち、精霊原動力は、よく見てみると、ちょうど物理エネルギーができるように、当てにできる推論をもたらし、正確に扱うことができる。物質領域で普及しているように、精霊世界にも同様に信頼できる法則がある。過去数百万年の間、精霊的エネルギーの取り入れのための多くの改善方法は、宇宙全体の天の存在体のモロンチア系列と他の系列に適用される精霊エネルギーを律する永遠なる息子の基本法則を学ぶこれらの学生により功を奏してきている。
44:5.5 4. 合成操縦者。これは、物理的、心的、精霊的エネルギーとして宇宙全体に現れる神性エネルギーの3基本相の機能的つながりに専心するよく訓練された存在体の冒険集団である。これらは、この神性人格に壮大な全宇宙の神性の経験的統一が起こらなければならないので、崇高の神の宇宙臨場を現実に発見しようとしている鋭敏な人格である。しかも、これらの熟練者は、ある程度、近代において多少の成功を収めてきた。
44:5.6 5. 輸送顧問。輸送熾天使の技術顧問この一団は、そうでなければ空間世界で輸送主任を補佐する星について学ぶ学生との協力において最も敏腕である。それらは、球体の交通監督者であり、すべての棲息惑星に臨場している。ユランチアでは70名の輸送顧問団が努めている。
44:5.7 6. 情報伝達の専門家。ユランチアには、同様に、惑星間と宇宙間情報伝達の12名の技術者が努めている。これらの長い経験をもつ存在体は、領域の情報伝達に適用される伝送と干渉の法則に関する知識の専門家である。引力使者と単独使者の通信を除いては、この一団は、空間の通信のすべての型に関係がある。ユランチアでは、それらの仕事の多くが、大天使の回路上で達成されなければならない。
44:5.8 7. 休息の教師。神性の休息は、精霊-エネルギー取り入れ技術に関連づけられている。モロンチアと精霊エネルギーは、物理的なエネルギーと同じく確かに、だが同じ理由ではなく、補給されなければならない。私は、必然的に、あなたを啓発する試みにおいて粗雑な例証を使うよう強いられている。にもかかわらず、精霊世界の我々は、定期的に我々の通常の活動を止め、神性の休息に入り、こうして、使い果たされるエネルギーを取り戻す適当な集合場所へ赴かなければならない。[5]
44:5.9 あなたは、モロンチアの存在体になり、精霊の諸事の手法を経験し始めた後に大邸宅世界に着くと、これらの事柄におけるあなたの最初の貴重な経験をする。あなたは、空間の巡礼者の前円横断後に、ハヴォーナの最も内側の円について知り、楽園の長い、しかも生き返る休息に入らなければならないということを知る。これは、時間の経歴から永遠の奉仕への通過のための技術的要求事項でのみならず、それもまた必需品である、つまり上昇経験の最終的段階に起こりがちなエネルギー損失を補給し、果てしない経歴の次の場面のための精霊の力の蓄えが必要な休息の型である。
44:5.10 またこれらのエネルギー操縦者は、エネルギー取り入れの最も効率的様式に関し、また積極的な天使童子と消極的なサノビム間の相違する原動力の最も有用な均衡維持に関して熾天使、天使童子、サノビムに助言を与えるといったような一覧にするにはあまりにも多過ぎる他の何百もの方法で機能する。これらの専門家は、他の多くの方法で空間の基本的なエネルギーの有効利用に非常に不可欠である神性の休息を理解する努力においてモロンチアと精霊創造物に力を貸すのである。
44:6.1 私は、これらの類い希なる熟練者の絶妙の業についての描写法を知っていたならばといかに願っていることか。精霊美化の仕事についての私のあらゆる説明の試みは、あなたの心と物質の世界においてこれらのことをするあなた自身の哀れな、だが価値ある努力を物質的な心に記憶を呼び起こすだけであろう。[6]
44:6.2 1,000以上の活動を擁するこの一団には、次の主要な7団長がいる。
44:6.3 1. 色の工芸作家。これらは、精霊反射の1万の色調に自らの調和のとれた美の絶妙さをちりばめるものである。色の知覚はさておき、人間の経験にこれらの活動を比較できるものは何もない。
44:6.4 2. 音の意匠家。さまざまの自己同一性の精霊波とモロンチア的鑑賞は、あなたが音と呼ぶこれらの意匠家により表現される。実を言えば、これらの推進力は、ありのままの、しかも名誉ある天の軍勢の精霊-魂の見事な反映である。
44:6.5 3. 感動の意匠家。感覚のこれらの促進者と修復者は、時間の子供の研究と啓発に向け、それにモロンチア前進者の閃きと美化に向け、モロンチアの感情と神性の感動を保存する者である。
44:6.6 4. 臭いの芸術家。崇高な精霊活動と化学臭の物理的認識とのこの比較は、まことに残念ではあるが、ユランチアの人間には、他のいかなる名称でもこの活動を認識することはとてもできない。これらの熟練者は、光の前進的子供の啓発と喜びのために自分達の様々な交響曲を創作する。あなたには、精霊的な壮大さのこの型に比較できるものは何一つない。
44:6.7 5. 臨場装飾家。これらの熟練者は、自己装飾の芸術、または創造物美化の方法に専心してはいない。これらの様々な存在体の合成群像における異なるモロンチアと精霊体系に割り当てられる位置的価値を通して関係の意味、重要性、を脚色することにより、個々のモロンチアと精霊創造物における多数の、そして喜ばしい反応の産生に専念する。これらの芸術家は、あなたが生きた音符、におい、光景を配列し、それから栄光の賛美歌へとそれらを混和するように超物質存在体を配列する。
44:6.8 6. 好みの意匠家。これらの芸術家についてあなたにどのように伝えられるのか。私は、それらはモロンチア好みの改善者であると、また進化する精霊の感覚を研ぎ澄ませることにより美的鑑賞を増加させることにも努力すると、漠然と提唱できるかもしれない。
44:6.9 7. モロンチア統合者。これらは、他の全ての者が各々の貢献をなし終えたとき、そのとき、モロンチア群像に最高潮の、仕上げの筆致を加え、その結果として神らしい美の感激的描写を、すなわち精霊存在体とそのモロンチア仲間への永続的閃きを達成する名匠である。しかし、あなたは、モロンチアと精霊世界の芸術的栄光と審美的美を想像し始められる前に、動物体からの自己の救出を待ち受けなければならない。
44:7.1 これらの芸術家には、あなたが推測に導かれるかもしれないような音楽、絵画、または何か同様のものに対する関心はない。それらは、精霊世界に存在するが、人間には認識されていない特定の原動力とエネルギーの操作と構成に専念している。比較のための最少に可能な基礎が私にあったならば、精霊達成のこの無類の領域の描写を試みるのであるが、私は望みを絶つ。—天の芸術性のこの球体について人間の心に伝える何の望みもない。とは言うものの、説明し得ないことにまだ含意できるかもしれない。
44:7.2 美、リズム、および調和は、知的に関連づけられ精霊的に同系のものである。真実、事実、および関係は、知的に不可分であり美の哲学的概念に関連している。善、正義、公正さは、哲学的相互関係があり、精霊的に生ける真実と神性美とが深く結びついている。
44:7.3 創造物のそのような試みられた発展が非統一であるならば、真の哲学の宇宙概念、天の芸術性の描写、または神性美についての人間の認識を表現する人間の試みは、決して本当に満足させられはしない。発展する生物の中の神性の強い衝動であるこれらの表現は、知的上現実であり、感情的に美しく、精霊的に善でありうる。しかし、表現に関わる真の魂は、真実のこれらの現実、美の意味、善の価値が熟練者、科学者、または哲学者の人生経験で統一されない限り不在である。
44:7.4 これらの神性の本質は、完全にかつ絶対に神の中で統一される。そして、神を知るすべての人、または天使は、終わりなき神類似の到達手段により統合された自己表現の絶えず前進する段階における制限なき可能性を持っている。—不朽の真実、普遍の美、神性の善の進化的経験における経験上の混和。
44:8.1 天の熟練者は、ユランチアといったような物質的惑星において個人的には働いていないものの、生まれながらに天才的な人類の個人に助力を申し出るために時々やって来る。これらの熟練者は、このように割り当てられると、進歩のための惑星天使の指揮下で一時的に働く。熾天使の軍勢は、生来の資性を持ち、特別の、かつ以前の経験の調整者を所有もしているそれらの人間の芸術家を補助する試みにおいてこれらの熟練者と協力する。
44:8.2 人間の特別能力には可能な3源泉がある。その底部には、自然の、あるいは生来の素質が常に存在している。特別能力は、決して神の任意の贈り物ではない。あらゆる際立つ才能には、常に伝来の基礎がある。この生まれながらの能力に加えて、あるいは、むしろそれに補足して、内住する調整者が、他の世界や他の人間の中において、実際の、真のそのような同じ経験をしたかもしれないそれらの個人において思考調整者の導きの寄与があるかもしれない。人間の心と内住する調整者双方が非常に熟練しているような場合、精霊の熟練者は、これらの才能を調和させるものとして行動するために、また別な方法で、これらの人間が絶えず完成する理想を求めるよう、領域の啓発のための高められた描写の試みの手伝いを奮起させるために派遣されるかもしれない。
44:8.3 精霊熟練者の集団に階級制度はない。あなたの起源がいかに低くとも、もしあなたが、表現能力と天賦の才を持っているならば、モロンチア経験と精霊的到達の度合において上昇するにつれ、適切な認識を得、正当な評価を受けるであろう。モロンチア経歴が、完全に償わなかったり、完全に取り除かないというような人間の遺伝上の不利な条件、または人間の環境の剥奪はありえない。そして、芸術的達成と表現に満ちた自己実現のそのようなすべての満足感が、段階的前進におけるあなた自身の個人的努力によってもたらされるであろう。進化の平凡さからくる切望が、ついに実現されるかもしれない。神々は、任意に才能と能力を時間の子供に授与しないが、人間のすべての高貴な切望充足への到達に、また崇高な自己表現へのすべての人間の飢餓への満足感に備えるのである。
44:8.4 但し、すべての人間が覚えておくべきである。肉体の人間を魅了する秀でるための野心の多くは、モロンチアと精霊経歴におけるこれらの同じ人間には持続しないであろう。上昇するモロンチアは、かつての全く利己的な切望と自分本位な野心を社会化することを学ぶ。それでもなお、あなたが地球でしてみたいとあれほど真剣に切望したこと、またあれほど持続的にあなたを否定した情況それらのことを、モロンチア経歴において本当のモタ的洞察を取得した後に、もしあなたがやはりしたいと望むならば、そのときあなたには、長年の願望を完全に満たすあらゆる機会が間違いなく与えられるであろう。
44:8.5 精霊経歴に着手する上昇する人間は、地方宇宙を去る前にあらゆる知的、芸術的、社会的切望、あるいは人間の存在水準かモロンチアの存在水準を常に特徴づける真の大望に満たされるであろう。これは自己表現と自己実現の同等の満足感の達成ではあるが、同じ経験上の状態への到達ではなく、技能、手法、表現における特性的個性の完全な抹消でもない。しかし、経験上の個人的到達からの新しい精霊的差異は、こうしてハヴォーナ経歴の最終円を終えてしまうまで鈍化されたり、均等化されはしないであろう。そして、楽園の居住者は、次に創造物の究極状態の集団到達—人間終局者の第7段階の精霊の目標。によってのみ平らにできる個人的経験のその準絶対の差異に適応していく必要性に直面するであろう—人間終局者の第7段階の精霊の目標。
44:8.6 これが、楽園創造者の神性美をに関し芸術的描写で建築球体を賛美するために非常に多くのことをする絶妙の労働者のその宇宙的本体である天の熟練者の物語である。
44:8.7 [ネバドンの大天使による記載]